法政大学108(29-20,30-20,23-18,26-31)89早稲田大学

昨日の敗戦により優勝は叶わなくなってしまった両チームであるが、新人戦の最終日を勝利で飾り、3位という結果を手にして終えたいところである。序盤は両者セットオフェンスでゆっくりと攻めいていたが、#64佐々木(2年・G)や#23信平(1年・GF)がドライブで攻めだすと法政大のエンジンがかかりだす。対する早稲田大はゴール下でチャンスを掴むものの、#6根本(2年・C)が決めきれず、攻撃の起点が#4赤沼(2年・F)に偏ってしまう。#27福田(2年・F)の連続3Pや#91落合(1年・CF)のゴール下などで更に得点を重ね、早稲田大を引き離した法政大はベンチメンバーの活躍もあり、快勝した。新人戦の最終日を勝利で終え、3位の座を手にした。
写真:控えメンバーの活躍に笑顔を見せる法政大。
法政大・神津選手、早稲田大・根本選手、小宮山選手のインタビューは「続きを読む」へ。
■GAME REPORT■

序盤、両チームゆっくりとしてセットオフェンスで得点の機会をうかがう。早稲田大は#4赤沼(2年・F)のミドルシュートや#6根本(2年・C)のゴール下で得点を重ねていく中、なかなかエンジンのかからなかった法政大であったが、#23信平(1年・GF)、#64佐々木(2年・G)のドライブなどで早稲田大からファウルを貰いにいく。そしてこの日スタートで起用された#91落合(1年・CF)が好調でゴール下を確実に決め、得点を伸ばす。早稲田大は#14東(1年・G)から#16渡辺(1年・C)と回ってきたパスを#6根本が決められずチャンスを活かせずに29-20法政大リードで1Qを終えた。
2Q、法政大の猛攻が始まった。#64佐々木の3Pを皮切りに、途中出場の#27福田(2年・F)の連続3P、#5神津(1年・CF)のゴール下などで点差を一気に20点にまで広げた。対する早稲田大は決定力に欠けた。リバウンドを取るもののセカンドショットを決めることが出来ず、法政大に速攻を許してしまう。#4赤沼が2Qだけで11得点あげる活躍を見せるが、攻め手がここしかなくチームの得点は伸びない。法政大の勢いに押されてしまい、59-40と点差は広がり、前半を折り返した。

19点を追い上げる早稲田大であるが、法政大#33末廣(2年・PG)のドライブ、#5神津の3Pなど法政大の幅のあるオフェンスの前に点差は一向に縮まらない。#4赤沼が速攻で自らシュートに持ち込む場面もあったが、すぐに#39梅津(2年・C)にすぐ返されてしまい、反撃のきっかけにはならない。逆にここまでチームを支えてきた#4赤沼が4つ目のファウルを犯してしまうピンチに見舞われる。法政大は#27福田の連続シュートで更に得点を重ね82-58で最終Qを迎える。
大きくリードした法政大はスターターを下げた。点差を縮めたい早稲田大は#5鍛冶(2年・PG)の3Pや#4赤沼のバスカンなどで得点を重ねる。連続得点で迫ろうとするが、法政大もベンチを暖めていた#41朝生(1年・CF)らの活躍により、反撃を許さない。早稲田大は#5鍛冶のドライブや#4赤沼の3Pで追い上げたものの、点差は大きく縮めることはできなかった。ベンチメンバーも出場した法政大が108-89で快勝した。
◆#5神津祥平(法政大・1年・CF・洛南)

1年生でありながらチームの柱として、
充分な存在感と実力を見せつけた。
勝ち進むにつれマークが集中したが
多彩なオフェンスで得点を重ねた。
−どのような目標を持って大会に挑みましたか?
「やっぱり優勝を目指して大会には入りました」
−3位という結果は自身でどのように捉えますか?
「3位なんで、やっぱり優勝じゃなきゃだめだなと思います」
−大会が進むに連れてマークが集中してきましたね。
「もっと上手くパスをさばければ良かったですね」
−そんな中でも得点稼ぎますね。
「今日はそこまでマークがきつくなかったんでやれたんですけど、明治戦はダブルチームとかきつかったんで点はあまり取れなかったです」
−トーナメントからスタメンで出ているので、新人戦ではトーナメントよりもやりやすかったのではないですか?
「トーナメントは3・4年生がいるんで、3・4年生を相手にするのは1・2年生より当たりとかも全然違うので、新人戦はやりやすかったです」
−新人戦を終えて、成長したなと思える点はどこですか?
「トーナメントの時は余裕がなくて周りが見えないときとかあったんですけど、新人戦では経験の分余裕が少し出て、周りが見えるようになりました。そういう点では成長したなと思います」
−課題はどうですか?
「まだフィジカルが弱いので、筋トレしてフィジカルを強くしていきたいです」
◆#6根本裕太(早稲田大・2年・C)

今春からの起用。その急成長ぶりには
目をみはるものがある。
言葉の端々に熱い闘志と
モチベーションの高さをうかがわせる。
―今春から積極的に起用されていますね。
「実力よりも先に期待値で出していただいています。早く実力の面で追いつきたい。チームの中心となるような選手になりたいですね」
―今大会のマッチアップで一番苦しかった相手は誰でしょう?
「誰が相手かということを意識してやっていたわけではないです。でも、1部のチームはパワーが違いましたね。もう少しやってそれに慣れたかったです」
―青山学院大の荒尾選手(2年・C)とのマッチアップはいかがでしたか?
「荒尾君は大きかったです。それから勘がすごくいいですよね。特に周りの動きを見ながらプレイするという点は見習いたいと思いました」
―早慶戦でも起用され活躍していましたね。
「本当はやっぱり竹内(公輔・慶應義塾大・4年)とやってみたかったです。僕はアウトサイドのディフェンスが出来なくて出る時間も短くなってしまったけれど、あの雰囲気の中でもっとプレイしたかったな」
―普段、スタートで出ている先輩から教わることも多いのではないでしょうか。
「毎日怒られてばっかりです(苦笑)。いつも近森さんや田上さんとマッチアップして練習しているんですけれど、その中で自分がどこまでやれるか、という所ですよね。正直、ここまで試合に出られると思っていませんでした。後期もちょっとずつ出れるようにがんばりたいです。早稲田はセンターがいないから自分が成長しないと」
―今大会を経験して、自分自身の課題等は見つかりましたか。
「ベスト4に入ってから力不足の所が浮き出てきました。苦しい展開になった時の力のなさがあらわになってしまった。自分に必要なのは決定力。シュートまで持っていけてもフィニッシュがうまくいかない。リバウンドでも匠(太田匠・2年・PG)に頼りすぎていた部分があるのでもっと責任もってやれるようになりたいです」
◆#8小見山純一(早稲田大・2年・SG)

公式戦初出場ながら
正確な3Pでチームの得点源となる。
謙虚な姿勢の頑張り屋。
―今大会で早稲田大は久々の公式戦ベスト4入りを果たしました。
「ベスト4は嬉しいです。でも、上のチームとやる時に自分が穴になってしまってチームに迷惑をかけてしまったので…。特にディフェンスとリバウンドを頑張れなかった。これからもっと力をつけていかなければいけないと痛感しました」
―要所での3Pが印象的でしたね。
「3Pが入るから使われていた、という所はあります。でも、逆にディフェンスが全然できなくて駄目でした」
―新人戦までのチームの状況はいかがでしたか?
「実は全員がそろって練習できた日がほとんどなかったんです。匠(太田匠・2年・PG)はwithout bordersのキャンプで上海に行っていたし、根本(2年・C)は怪我で1週間練習できなかったし。結局全員がそろったのは試合直前の月曜日と火曜日だけでした。月曜日はあまり雰囲気が良くなかったんですけれど試合前日の火曜日にようやく雰囲気が良くなって僕自身も開き直ってやることができた。それが今大会は良かったんだと思います」
―今年の新人チームはどんなチームでしたか?
「おとなしいチームでした。僕も含め全体的にみんなおとなしくて雰囲気が悪くなると段々沈んでいってしまった。自分がだめな時も声を出して頑張れるようにならないといけないな、と思いました」
―推薦や内部進学の選手が多い中、一般生も頑張っていますね。
「僕は一般受験で入学して最初の入部テストで一度落ちているんです。それでもやりたいという気持ちが伝わってか入部することができて、1年から頑張ってきました。だから、今日はスタートで出ることができて本当に嬉しかったです」
―今後はどんな所をがんばっていきたいですか。
「スタートで出る人は秋に向けて力を入れていかなければいけないと思うのですが、自分はまずは体作りとディフェンスから。ここで終わりたくないので。3、4年になった時に試合に出られるようになりたいと思っています」
テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ