BOJweblog2006

2006年度の大学バスケ界の大会レポート、選手インタビューなどを中心に掲載します。

関東大学新人戦 7位8位決定戦 専修大VS明治大

専修大学89(21-19,30-18,12-19,26-15)71明治大学

0625senshu新人戦最終日。第一試合は7位決定戦。BEST8入りはしたものの、勝ちきれない両チーム。これから夏へ向けて、勝って終わりたいところである。試合は序盤から専修大が一歩リードする形で進む。2Qで専修大#28能登(2年・F)のゴール下やリバウンドからの速攻で点差を広げる。明治大は#5山下(2年・G)を中心に得点を重ね、反撃のチャンスをつかもうとするが、専修大の攻撃を抑えきれずファールばかりが増えていく。27/43とフリースローだけで27点を得た専修大が勝利し、7位を決めた。
写真:7位を決めて笑顔の出た専修大ベンチ。


詳しいレポートと専修大・鈴木選手、進藤選手、明治大・山下選手、川崎選手のインタビューは「続きを読む」へ。

■REPORT■
0625meiji両チームとも出足が悪く、なかなかリズムをつかみきれない。先に流れをつかんだのは専修大。ディフェンスからのカウンター、オフェンスリバウンドでチャンスを作り、得点を重ねる。これに対して、明治大は中と外をバランスよく使い#5山下(2年・G)と#15金丸(1年・PF)がしっかりとフィニッシュを決めることで応戦。しかし、明治大は外角からのシュートが入らず、あせりからかファールがかさむ。1Q終了間際に専修大#28能登(2年・F)が明治大#15金丸から3つめのファールを奪う。ここで得たフリースローを2本とも沈め、21-19と専修大リードで1Qを終える。

2Qは走りあいとなるが、明治大のシュートはリングから大きく外れ、開始4分間ノーゴールとなる。この間にも専修大は#22鈴木(2年・PG)のアシストやカットインと速さを活かした攻撃でスコアを伸ばしていく。お互いが飛び込んだルーズボールも専修大に運が味方し、一気に突き放しにかかる。ここで離されたくない明治大は#8伊與田(2年・G)が連続得点。しかしファールがかさみ、チームは依然苦しい状況が続く。速攻とフリースローで大量得点の専修大が14点のリードを奪い、前半を終了する。

0625iidaお互い我慢の時間帯。両者ともにシュートが入らない時間が続く。この緊張感を破ったのは明治大#8伊與田。激しいのディフェンスと積極的な攻撃で得点を奪うと、続いて#23川崎(1年・SG)のシュートが決まる。57-50と7点差まで詰めよる。たまらず、専修大はタイムアウト。ここであと1本がほしい明治大だが、流れを変える1本が出ない。さらには、専修大の攻撃を止めきれず、完全にファールトラブルに陥る。せっかくのチャンスをファールでつぶしてしまい、点差をつめきれないまま、63−56で3Q終了。

どうしても、専修大の攻撃を止められない明治大。リバウンドを簡単に奪われ、専修大#22鈴木が速攻から連続得点。追い上げる明治大の流れを完全に切る。点差が再び14となったところで明治大がタイムアウト。しかし、その後も専修大#37進藤(1年・PG)の3Pで点差は開く一方。窮地に追い込まれた明治大はオフェンスリバウンドを奪い、なんとか得点を重ねるものの、フリースローで簡単に返されてしまう。最後まで戦い抜いた明治大であったが87-71でゲームセット。専修大が7位の座を決めた。



◆#22鈴木正晃(専修大・2年・PG)

0625suzukiミドルシュート、ドライブと
多彩な攻撃で得点を量産。
得点という面でチームに貢献。
新人戦を通し、大きな成長が伺えた。


―大会に入る前、チームとしてどのような目標を持って挑みましたか?
「やっぱ優勝することを目標にやってきました」

―積極的に攻めていましたね。得点という面でチームに貢献できたのではないでしょうか?
「中原さんにこういうことをしろと言われていたんで、一生懸命がんばりました」

―大会通して成長できたところはどのようなところですか?
「ゴールに向かっていけるところは成長したと思います」

―あそこまで攻めることができたら、今後の自身にもつながりますね。
「はい。そうですね」

―逆に、課題は出てきましたか?
「シュート力です。もっと精度を上げていった方がいいなと思いました」

―鈴木選手自身ではどのようなプレーをしたいですか?
「試合中にダンクにいきたいなと思っています」

―普段のチームになると、試合に出る機会は減ってしまいますが、新人戦でこれだけ試合に出ていかがでしたか?
「今大会は自分にとって良い経験になったし、これを弾みにリーグ戦でもがんばっていきたいと思います」



◆#37進藤友亮(専修大・1年・PG・高崎商業)

0625shindo堤選手が怪我で戦列を離れた後、
スターターとしてコートに立った。
1年生ながら声を出して指示する姿が見られた。


―大会に入る前、チームとしてどのような目標を持って挑みましたか?
「トーナメントが終わってから速攻のライン取りみたいな練習をずっとしてきて、それを徹底してやろうと思っていました」

―その目標を踏まえ、今大会は7位という結果ですが、どのようにとらえますか?
「まだファーストブレイクは出ていないんですけど、そこはリーグ戦に向けての課題になったと思うし、セットのときはしっかりと我慢できるようになったので、練習のときよりも良くなったと思います」

―堤選手(#0・2年・PG)の怪我以降スタメンで起用されましたが、動揺などはありましたか?
「動揺はやっぱありましたね。啓士朗さんがいないとチームが不安になっちゃうんで、自分が1年生でもチームをまとめようと思っていました」

―ガードとしてどのようなバスケットをやっていきたいと考えていますか?
「ファーストブレイクをやっぱ狙っているんで、まずそれを第一優先にトランジッションを早くするかを目指しています。それがダメならしっかり練習してきたフォーメーションとかをやろうと思っています」

―大会通して良かった点は?
「まだこの大会は自分では結果が出ていないと思っているんで、課題の残った大会だと思います」

―見えてきた課題とは具体的にどのようなことですか?
「相手に当たられて時にガードとしてハーフまで運べなかったりするところがあって、しっかり抑えてガードがボールを持っていると安心できるようなプレーヤーになりたいです」

―リーグ戦ではチームにどのように絡んでいきたいですか?
「途中で出る機会があったら、しっかりとチームの流れを変えられるようになりたいです」



◆#5山下泰弘(明治大・2年・G)

0625yamashitaパスはもちろん、1試合平均24得点と
ずば抜けた得点力を持つ。
最後までPGとしてチームを引っ張り続けた。
リーグ戦での活躍にも期待。


―新人戦を振り返っていかがですか?
「最終日まで試合ができたというのは1、2年生にとっていい経験にはなったと思います。結果がやはり・・・」

―ベスト8に残ったものの勝てなかったというのはどんな部分が足りなかったと思いますか?
「バスケットをする以前の問題で一部のチームと比べてバスケットに対する気持ちとか姿勢や取り組み方がまだまだ甘いのかな?とは思いました」

―そういう面が試合に出てしまったという感じですか?
「法政戦くらいから、連戦でみんな疲れが出てきて、それを言い訳にして動かなかったというのがあったのが残念ですね。自分達の本来のプレーで負けたという感じではなかったです」

―その中でも山下選手は積極的に攻撃に参加していましたね。
「誰も攻めないからですね。ガードである自分が攻めているうちはまだダメだなとは思います。自分ではパスをさばきたいのにまだあわせられない部分がありますね」

―チームの中心になることの難しさを感じましたか?
「やっぱりポイントガードがチームをまとめろってことは言われているのでチームをまとめるのは難しかったです」

―2年後のチームとかを考えたりしますか?
「自分は今、2年ですが2年後というよりも今年のリーグ戦から自分がチームを引っ張っていくくらいの気持ちをもってやっていこうと思っています」

―夏にむけて強化したいところはどこですが?
「明治はまだ気持ちが足りないと思うから、そこを直して、気持ちでルーズボールとかリバウンドとかの基本的なところで負けてしまっている所が多いし、明治は負けて当たり前になってしまっている部分もあるんですよね。負けて平気なんですよ。そこを変えていきたいですね。もっと勝ちにこだわっていきたいです」

―自分の課題は見つかりましたか?
「ディフェンスですね。やっぱり。ディフェンスできっちりとして守れば次につなげることができるんで、ディフェンスをしっかりとやっていきたいです」

―リーグへ向けての抱負をお願いします。
「今年の目標は一部へ上がることなので、リーグ戦は全ての試合に勝つくらいの気持ちでいって入れ替え戦で一部を目標に頑張ります!」



◆#23川崎紘史(明治大・1年・SG・仙台高)

0625kawasaki積極的なアウトサイドシュートで
3P王を手にした。
SGとして今後の成長が期待される。

−新人戦を終えて感想はいかがですか?
「8位という去年と同じ結果なんですが、もう少しやれたんじゃないかと思います。失点のパターンが自分たちのミスというのが多くて、自分たちが崩れなければもっといいゲームができたんではないかとすごく思います」

−川崎選手自身はプレイングタイムも多くもらって、3Pも好調でした。自分のプレーはどう評価しますか?
「監督に打てと言われているので、(スペースが)空いたら常に狙っています。チームとしても常に打たせてもらうような形にしてもらったので、そこはしっかり入れていこうと思っていました」

−仙台高校時代はインサイドのプレイも多かったように思いますが、このチームではシュートを打つ役目でしたね。
「シュートをこうして多く打つのは初めてのことなので戸惑いはありますが、そういうところに期待されて出してもらっているのはあるので、やれるところまでしっかりやろうと思っていました」

−大学バスケをこの春シーズン体験してみてどうでしたか?
「高校とはディフェンスも違っていいし、当たりも激しいしリバウンドも高い。全ての部分で高校より上ですね」

−その中で今後もプレイングタイムを勝ち取るためには?
「今はシュートを打つことが仕事だと言われて出してもらっているので、その精度をもっと上げていくことと、ディフェンスが下手なのでそこをもっとやっていきたいです。人と違うところをで魅せていければと思います。本番のリーグ戦で少しでもチームに貢献できるように頑張っていきたいと思います」


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