BOJweblog2006

2006年度の大学バスケ界の大会レポート、選手インタビューなどを中心に掲載します。

関東大学新人戦 決勝 日本大VS青山学院大

日本大学63(12-21,18-17,16-17,17-19)74青山学院大学

0625a_n決勝に相応しい力を持つチーム同士の顔合わせとなった一戦。青学大にとっては昨年のリベンジを果たす機会であり、日本大はトーナメントに続き2冠をその手に収めたい。
共に強力なインサイドと点の取れる高い能力を持った選手が揃った。試合序盤は一進一退の接戦になるが次第に青学大が速い展開に持ち込み、#16小林(1年・SF)が積極的にインサイドからの突破を狙うと青学ペースに。日本大はファウルトラブルに苦しみながらも追い上げるが、その度に離される。結局、点差を詰められつつも引き離し、自分たちのペースを守りきった青学大が3年ぶりの優勝を手にした。
写真:激しいマッチアップを演じた青学大#12荒尾と日本大#21中村。


詳しい試合レポートと日本大・篠原選手と一色選手のインタビューは「続きを読む」へ。青学大個人インタビューは別途掲載します。

■GAME REPORT■
0625kobayashi序盤、#4篠原(2年・F)のミドルシュート、パスカットからの速攻でいい出足となった日本大。青学大はゾーンを敷きつつ柔軟にマンツーマンに変化させ、日本大のオフェンスに対抗する。青学大#12荒尾(2年・C)に対するのは日本大#21中村(1年・C)。共にサイズのあるビッグマンがゴール下で互いにポジションを取り合うが、その争いは互角であり、互いに簡単にはポストへボールが入らない。その代わり青学大は#16小林が果敢にペイント内に攻め込んでいくと、日本大はこれを止められない。日本大が青学大の守りの堅さから外角の攻めが中心になるのに対し、青学大は#16小林のドライブ、#13梅田(2年・G)のスティールからの速攻、#12荒尾のミドルシュートなどで得点し、1Qは12-21と9点差をつけた。

日本大は2Qの出足、#8南田(2年・G)を投入して#14一色との2ガードにし、硬直したオフェンスの打開を図る。その南田がシュートを決めると#23上江田(1年・F)のミドルシュート、#14一色も3Pを沈め、一気に追い上げる。ディフェンスでも#21中村が#12荒尾をしっかり抑え、仕事をさせない。だが青学大の鋭い動きに対応しきれない日本大はファウルが続き、いい時間帯を維持しきれない。日本大の得点が再び止まると、青学大は畳みかけるように攻撃に転じる。#15渡邉(1年・PG)の速攻、#13梅田のミドルシュート、そして#15渡邉の3Pが決まり13点差をつける。日本大は#4篠原がリバウンドから意地のゴール下、#23上江田の3Pが決まるがその差8点で前半を終えた。

0625arao3Q、8点を追う日本大は#21中村がゴール下で決める。更に#4篠原が#16小林のレイアップを後ろからブロック。#23上江田の3Pが決まって追い上げムードになるが、#4篠原がディフェンスではファウル3になり、厳しくなる。だが#17福田(1年・G)、#14一色、#21中村が続けて得点し、#11古庄(2年・C)がセルフリバウンドからシュートを決めると1点差に。更に#21中村のミドルシュートで遂に日本大が46-46の同点に追いつく。わきかえる日本大だが、続くディフェンスでファウルが続き、青学大がこれで獲得したフリースローを確実に決めると、#12荒尾がゴール下を決めて再び6点をリードする。そこから両者激しい応酬になるが残り20秒、#15渡邉の3Pが炸裂すると46-55として青学大が1点リード差を広げる9点差で3Qを終えた。

4Q、日本大もあきらめない。#4篠原がバスカンを決めると#22栗原(1年・F)の3P、#21中村のゴール下、#23上江田の3Pで再び2点差まで詰める。守っても#13梅田をダブルチームで囲んでトラベリングを奪うなどディフェンスも固い。だが青学大のローテーションは好調で#16小林と#15渡邉にオフェンスチャンスを作り出していく。#15渡邉が2本続けて3Pを決めるとまた点差が開く結果となった。日本大は#4篠原がファウル4と苦しみながらもフリースロー、タップのシュートでなんとか食い下がり、ディフェンスでも相手の足を止めて時間を奪っていく。だが外角の確率は上がらず点が伸びない。反対に青学大は日本大の厳しいディフェンスに遭いながらも#12荒尾、#16小林、#15渡邉といった点を取るべく選手が確実に加点。最後は#15ブザービーターの3Pで勝利を締めくくった。

昨年たった6人で新人戦に挑み、故障者を出しながらも戦い抜いて観客の感動を呼んだ青学大が、1年経って今度は王者に相応しい戦い振りで新人戦を制した。


◆#4篠原徹(日本大・2年・F)
0625shinohara得意のシュートでチームに貢献。
新人戦を通し、キャプテンの風格が着いてきた。
それだけに、決勝でフルにコートに立てなかったことを
本人も悔やんでいる様子だった。

―新人戦では惜しくも優勝を逃してしまいましたね。
「トーナメントに続きたかったですね」

―今日の試合を振り返ってみていかがですか?
「自分がファウル混んじゃって、出れなかったのが一番残念です。悔しかったです」

―その代わり途中で追いついていい場面もありました。
「でもやっぱ自分が出れなかったのが残念です」

―青学ということで走られないようにということを昨日聞いていたのですが、その点ではどれくらいできたと思いますか?
「半分くらいじゃないですか」

―大会通して4番をつけキャプテンとしてやってきたと思いますが、今までの大会とは考え方など違いましたか?
「自分がキャプテンなのでしっかりしなくちゃいけないなと思いましたけど、他の回りの2年生が支えてくれてたんで良かったです」

―コートの選手が1年生中心になることも多かったんですが、そこは篠原選手がちゃんとコートにいたから安定感があったのではないでしょうか?
「そうなんですよ。絶対そうです(笑)。だから決勝はちょっとその点でコートにいれなかったことがチームに申し訳ないです」

―この大会では積極的にシュートを狙っていったイメージがありますが、そこは自分でも気をつけていたところですか?
「先輩からも、空いたら打てって言われていたんで」

―これだけの試合をすることができたので、今後のリーグ戦にも弾みがついたのではないでしょうか?
「リーグ戦にも絡めるようにがんばります」

―夏はどの点に課題をおいていきたいと考えていますか?
「シュートの波が激しいですね。ちょっといけないなと思うんでシュート練習していきたいです」



◆#14一色翔太(日本大・1年・G)
0625isshiki徐々にプレイングタイムを伸ばし
チームをコントロール。
大事な場面での3Pも目をひいた。


―今日の決勝戦はどのように取り組もうと思っていましたか?
「とりあえず、ミスがないようにやろうと思っていて、途中で追い付いたけれど頑張りきれなかったな、という感じです」

―一色選手は試合をするにつれてどんどん調子が上がってきていましたね。
「初戦はすごく緊張していて思うようにプレーができなかったんですが、大東文化大戦あたりから調子がよくなり始めて、スタートでも使ってもらえるようになりました。今日はシュートが入ったという点はよかったけれど、もうちょっとゲームメークもしっかりとできればよかったなと思います」

―青山学院大の強かった所を教えてください。
「リバウンドからすぐ走られていたので、そこは気をつけていたんですが実際やってみて、予想以上に早かったんで、もっと早く抑えられていればなと思いました。警戒してても抑え切れなかったですね」

―新人戦で決勝まで勝ちあがってこれたことに対してはどうですか?
「すごいいっぱい試合ができていい経験にはなったと思います」

―先輩たちの応援も力になりましたか?
「はい!試合中もすごいアドバイスをしてくれたので、すごくありがたかったです」

―リーグまでに強化したい点はどこですか?
「まずは一番としてしっかりとゲームメークができるようにしたいです。リーグ戦では少しでも試合に絡めるようにがんばって行きたいです」


テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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