青山学院大103(22-14,26-6,21-21,34-19)60早稲田大

第1回大会以来の決勝進出を狙う早稲田大と2年連続の決勝を目指す青山学院大が準決勝でぶつかることとなった。
試合は青山大のワンサイドゲームに。序盤は両チームとも堅く、なかなか攻めきれなかったが、青学大が早稲田大のミスをつき、ブレイクに走ると一気に加点。また、内外角ともバランスの取れたオフェンスを展開し、前半が終わった時点で22点差をつける。3Q、青学大は集中力に欠けた部分が少々見られたが、#15渡邉(1年・PG)、#16小林(1年・SF)の2人が要所で得点し、流れを途切れさせない。一方、早稲田大は#22太田(2年・PG)の連続得点が決まるも、それ以外に攻め手を欠く。結局、早稲田大は攻めきれないまま試合を終えることとなってしまった。早稲田大のミスを得点につなげた青学大が、103-60で勝利し、2年連続で決勝進出への切符を手にした。
写真:マッチアップする青学大・武田と早稲田大・太田。
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■GAME REPORT■

序盤はお互いに堅くなかなか得点できずに拮抗した展開が続くが、早稲田大#6根本(2年・C)のローポストからのシュートをきっかけにゲームは動き始める。早稲田大は#14東(1年・C)、#22太田(2年・PG)、#8小見山(2年・SG)の3Pで加点。対する青学大は、#16小林(1年・SF)の速攻や3Pで得点を重ねる。一進一退の攻防が続いていたが残り4分、早稲田大#6根本が2つ目のファウルを犯すと、早稲田大はリズムを失い始める。代わりに入った#16渡辺(1年・C)が交替早々、ファウル。青学大#12荒尾(2年・C)にバスケットカウントを与えてしまう。残り1:40、早稲田大#22太田のシュートをブロックした青学大#12荒尾。そのこぼれ玉を青学大#13梅田(2年・PG)が速攻へ持って行き、得点。すると6点差がつき、早稲田大はタイムアウトを請求。しかし、タイムアウト後は青学大#15渡邉と#13梅田が速攻に走り、得点。早稲田大は差を広げられ、22-14で青学大が8点リードで1Qを終える。
青学大#12荒尾のドライブから始まった2Q。青学大のタイトなディフェンスを前に、早稲田大は完全にリズムを失う。また、ボールラインが下がらず、外角中心の攻めになってしまう。一方の青学大は開始3分で11得点をあげる。残り6:41、早稲田大#22太田のパスミスでターンオーバーになると青学大は#17青塚(1年・SG)のアシストから#13梅田の速攻が決まり、17点差のリード。すかさず早稲田大はタイムアウトを請求するが、タイムアウト後もその流れが変わることは無く、青学大が早稲田大のミスを全て速攻へ持って行く形となった。結局、早稲田大は6得点しか取れず、2Q終わって48-26。早稲田大は22点のビハインドを追うことになってしまった。

22点差を追う早稲田大。#6根本が先制点を獲得するが、残り5分で4つ目のファウルを犯してしまう。そんな中、#22太田が3Pにジャンプシュートにと1人気を吐く。一方の青学大は得点差に余裕があるため、集中力に欠ける部分が見え始める。#12荒尾はゴール下を決められず、何度もリバウンドに飛ぶが、決定力を欠く。しかし、#15渡邉・#16小林が要所で得点を決め、決して青学大の流れを途切れさせない。このQは21-21のイーブンであったが、試合展開は完全に青学大ペース。69-41で青学大のリードは変わらず。早稲田大はオフェンスの突破口をつかめないまま、4Qへと進むことになってしまった。
4Q開始早々、青学大#15渡邉のダブルクラッチが決まると会場は騒然となる。このプレーで勢いづいた青学大は多彩なオフェンスを展開する。残り7分を切った頃から、ベンチメンバーを投入。しかし、青学大の勢いは止まるところを知らない。一方の早稲田大は#4赤沼(2年・F)が奮闘するが、流れを変えるまでには至らない。青学大はベンチメンバーもしっかりとそれぞれの役割をこなし、この10分で取った得点はなんと34点。結局、103-60で青学大が43点差をつけ、快勝。2年連続で決勝へと駒を進めた。
◆#16小林高晃(青山学院大・1年・SF・洛南)

自分より体格のいい選手に対して臆することなくプレー。
強気なそのプレーがチームを勝利へと導いた。
派手さはない、オールラウンダー。
落ち着きあるプレーは、とても1年生とは思えない。
−決勝進出おめでとうございます。今日の試合は青学らしさが全面に出ていたように思えました。
「昨日筑波に勝ったことで、前半は気を抜かないように走っていこうということだったんですけど、前半開いちゃった分、唯一3Qが気を抜いてさぼっちゃったとこがあったので、その辺はダメかなと思いました。まぁ、それ以外はよかったと思います」
−マッチアップは太田選手でした。体格が全然違うので、大変だったと思いますが。
「パワーが全然違ったので、1対1を抜かれないことだけを考えてやっていました。カバーもくるけど、自分1人で頑張ろうと思っていました」
−ただ、そんな厳しい中でも、中でも外でも点を取っていましたよね。
「そうですね(笑)シュートだったり、走ることだったりっていう自分の持ち味っていうのを1つでも多くやろうと思って攻めていました」
−試合を全体的に観て、今日は小林選手にボールが集まっているように思えました。
「作戦の中で、太田選手につかれているところを攻めろということを言われていました。まぁ、自分が太田選手につかれていたので、中心に攻めていましたね」
−長谷川監督から指示を受けているところを何度か見ました。どういう指示を受けていたんですか?
「太田選手をポストに入れさせないように、周りに声を掛けるということを気をつけてやれということをよく言われました」
−明日は決勝戦です。明日へ向けて一言お願いします。
「自分たちはいなかったですけど、去年は決勝で負けてるんで、リベンジってことで優勝しようと思います」
◆#15渡邉裕規(青山学院大・1年・PG・世田谷学園)

試合中、常に大きい声を出し、
コート上の選手達を鼓舞する。
高校時代からシューターと呼ばれてきた3Pは圧巻。
後半は1度も外すことなく4本の3Pを沈めた。
−決勝進出おめでとうございます。決勝進出を決めて、いかがですか?
「嬉しいです(笑)」
−前半は自分らしさが出ていませんでしたが、後半は物凄く出ていましたね。
「前半は自分が点を取りに行かなくても、荒尾さん(#12荒尾岳)が攻めていたし、あと、ちっちゃいブレイクが結構出てたので、別に自分がそんなに点を取るということは意識して無かったですね。だから、前半は別にいいかなって。後半はシュートを打つというより、まずは自分が1対1をやれという指示が出ていたので、それを意識していたら、自然に外も狙えるようになってきて。後半になってちょっとペースを掴みましたね」
−3Pもダブルクラッチも決まりましたね。
「いやあ(笑)まぁ、ダブルクラッチは流れの中で……」
−試合中、渡邉選手はよく声を出していますが、これは意識的なものですか?
「チームって盛り上がってるときはよく声が出ますけど、苦しいときって出ないじゃないですか。静かになると相手に流れを持っていかれちゃう。別に誰がっていうわけではないけれど、一人ひとり声が出ればいいなって思って。自分では結構意識してますね」
−明日は決勝戦です。相手はどちらになるかわからないけれど(法政大×日本大の試合中にインタビューを行ったため)、明日へ向けて一言お願いします。
「この2つのチームは本当に大きくて、体の当たりも強くて、大学生っぽいチーム。うちみたいに小さくてちょこまか走るチームではないじゃないですか。能力で負けてる分、精神的なところとか、ルーズボールとか、リバウンドでは絶対負けないようにすれば、勝てるかなぁと。本当に気持ちの面では負けないようにしたいです」
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