日本体育大学85(25-20,20-22,17-21,23-26)89
早稲田大学
主力の怪我により、1・2年生中心のチームで戦い抜いてきた日本体育大。#27眞庭(2年・F)がこの大会好調でチームを支えている。対する早稲田大も4年生の調子が上がらず、3年生の#11近森(3年・F)が脅威の得点能力で存在感をアピールしている。トーナメントの最終日を勝利で飾り、気持ちよく今後につなげたいところ。
試合は2Qまでは日本体育大のアウトサイドシュートが調子よく、バランス良く得点を重ねる。対する早稲田大は#11近森にボールを集め得点。最後まで勝負の行方の分からない試合であったが、早稲田大#5田上(4年・CF)がリバウンドシュートを決め、試合を締めた。この結果により、早稲田大の7位、日本体育大の8位が決定した。
(写真:観客席に投げ入れられた日体大のボール)
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■GAME REPORT■

早稲田大#22根本(2年・C)のシュートで幕を開けた。最初に勢いを掴んだのは日体大だった。#15宮村徹(2年・C)のゴール下のシュートを皮切りに、#3八坂(1年・G)のドライブ、#81鈴木(2年・G)の3Pと続き早稲田大からリードを奪う。早稲田大は日体大のディフェンスの前にパスが回らずに突破口を切り開けないでいたが、この大会好調の#11近森の能力が勝り連続で3Pを沈め、25-20で日体大にわずかのリードを許し1Qを終えた。
2Qも序盤は日体大ペースだった。#20田中(3年・G)がスティールし、#27眞庭へロングパスが渡り速攻を決め、さらに#3八坂、#81鈴木、#27眞庭のフロントコート陣の3Pが当たり、38-24とこの試合で最大の14点のリードを奪った。しかし、ラスト2分を切ったところでまたしても早稲田大#11近森が奮起し連続得点。そして#5田上(4年・CF)がリバウンドシュートを決めて45-42と3点差にまで詰め寄った。
3Qはどちらも一歩も引かない展開となった。日体大#81鈴木が3Pを決めると、早稲田大#16木下(3年・PG)が3Pでお返しするというシーソーゲームが繰り広げられた。早稲田大はこの大会好調の#27眞庭がボールを持つとダブルチームを仕掛けるなど、ディフェンスからリズムを作り出した。そして#11近森の3Pが決まり同点、#5田上がバスカンを決め、ついにリードを奪った。しかし日体大#3八坂に真ん中をドライブで抜かれてしまうもろさも見られ、#27眞庭の連続3Pで点差は開くことなく、62-63の早稲田大が1点リードの状態で勝負の行方は最終Qにゆだねられた。

4Qもどちらも譲らない展開。日体大は#27眞庭の3Pで得点を伸ばす中、早稲田大はこのQに入り、4年生が強さを見せた。#5田上がバスカンを決めるなどゴール下で奮起すると、#4岩隈(4年・PG)がスティールし自ら3Pを沈めた。#22根本がリバウンドシュートを決めて82-85と早稲田大がリード。日体大はタイムアウトを要求。#27眞庭が3Pを決め2点差にし、ファウルゲームを仕掛ける。フリースローを与えられた#11近森は2本とも落とすが、リバウンドを掴んだのは早稲田大#5田上。そのままシュートを決め85-89とする。ブザー直前に#27眞庭が3Pを放つが、リングを捕らえきれず、85-89と早稲田大が最終日を勝利で飾った。
◆#5田上順一(早稲田大・4年・CF)
早稲田のインサイドの要として
この大会ではリバウンドで貢献。
早慶戦での活躍も期待される。―最後を勝利で締めくくることができたわけですが、大会を通して自分自身の調子は?
「東海戦までは調子がよかったんですけど、腰の古傷を痛めてしまって最後はシュートが全然入らなかったので今日の調子はあまりいいとはいえませんでした。今日の試合はシュートを入れる代わりにリバウンドをちゃんととってこいという指示だったので、それが最後よくできてよかったとは思います。怪我も次第によくなっているので、次の早慶戦までにはベストの状態に持っていきたいです」
―チームの仕上がりは?
「全然ですね。ディフェンスもオフェンスもこれから(早慶戦までの)3週間の間にもう一度はじめからやり直したいと思います。今日も点数を取られすぎてしまったので、特にディフェンスを強化してやっていきたいです」
◆#11近森裕佳(早稲田大・3年・PF)
最終日は33点。
慶應大の酒井と共に得点王を受賞。
調子の上がらないチームで得点をリードした。―今日の試合を振り返っていかなですか?
「前日の拓大戦に負けてしまったので最終日は絶対勝つ気持ちで試合に臨みました」
―シックスマンとしてでることについては?
「最初は超微妙だったんですけど、東海戦あたりから徐々に調子がよくなってきて今日も引き続いてよかったと思います」
―これからリーグ戦にむけてはどのように取り組むべきでしょうか。
「チームとしてはまだまだ未完成だし、ベストメンバーで練習できる時間があまりなかったので、これからの練習や夏の合宿などで修正していけば、リーグ戦では結構面白い戦いができると思います」
―今大会での収穫はありましたか?
「國學院大學に負けそうになって、チームの状態が今ひとつだったんですけど、次の東海大戦で気持ちを入れ替えてみんなで頑張ることができた。結果、勝てなかったのは残念ですけど」
―今後の課題は?
「試合の立ち上がりが悪いことですかね。後手にまわってしまうことが多かったので、そこは今後修正していかなくてはいけないと思っています。それと、ディフェンスがあまり機能していないということ。相手を60点くらいに抑えるようなゲームが理想なので、チームディフェンスを強化してやっていきたい」
―得点王を獲得しましたが。
「素直にうれしいです。特に意識はしていなかったんですけど、今日もたまたまシュートタッチがよくて。その結果としてついてきたので嬉しかったですね。」
◆#20田中健介(日本体育大・3年・G)
若いチームを引っ張ったゲームキャプテン。
調子の上がらない日もあったが、
自分の役割を果たしアシスト王を獲得。―8位という結果をどのようにとらえますか?
「8位決定戦では内容もボロボロで、自分らのバスケができなくて残念な結果です」
―トーナメントを通して、田中選手自身の調子はいかがでしたか?
「大会前に扁桃腺がひどくて、本調子ではなくて良かったり悪かったりでした」
―日筑戦で大敗してしまいましたが、再びトーナメントで筑波大と対戦することになりました。どのような気持ちでトーナメントに向けて練習をしてきましたか?
「日筑では本当にひどかったんで、自分達のバスケが出来ていなかったです。切り替えてやることをやろうと。トーナメントで筑波に勝てて、そこでみんな満足しちゃった気持ちがどこかにあったと思うんですよ」
―高田選手が試合に出れないということで、田中選手がコート上で最上級生になることが多かったと思います。それに関して思うことなどはありましたか?
「僕はガードなんで、高田さんがいても引っ張っていくことは変わらないんで、あまりそれは考えなかったです」
―チームがとても若かったですよね。
「そうですね、怪我人が多くて。でもそれは関係なく、1年生には思いっきりやってほしいですね」
―逆に、この状態でもここまで戦えたということは、今後の励みになるのではないでしょうか?
「そうですね。徹底するところは徹底して、がんばっていきたいです」
―トーナメントを通して見えてきた、今後の課題はありますか?
「チームの約束事が徹底できなかったんですよ。リバウンドにしろ、ブレイクの形にしろ、ディフェンスにしろ。土台をしっかり固めて、その他の技術面をもっと練習してリーグに臨みたいです」
テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ