BOJweblog2006

2006年度の大学バスケ界の大会レポート、選手インタビューなどを中心に掲載します。

関東大学トーナメント May,21 3位決定戦 青山学院大vs東海大

青山学院大学97(23-18,29-21,19-11,27-24)74東海大学

0521aogaku優勝候補として名前が挙げられていた両チーム。青山学院大は法政大の奇襲にまんまとはまり、一時は30点近く開けられるという不覚を取って追い上げ空しく敗退。決勝進出を逃した。東海大は主力の不調が響き、本来の姿を見失ったままここまで来てしまった。昨日の敗戦から一夜明け、互いのモチベーションが気になる3位決定戦となった。

青山学院大が終始ペースを握り、早い段階で点差がついたこの試合。4年生を中心に多彩なオフェンスを繰り広げた青山学院大に対して、東海大は攻守共に精彩を欠き、苦しい展開となった。結局青山学院大が快勝、3位の座をものにした。
(写真:タイムアウトで最後までしっかり確認を怠らない青学大ベンチ)


詳しいレポートと青山学院大・岡田選手、荒尾選手、東海大・内海選手のインタビューは「続きを読む」へ


■GAME REPORT■
0521matsuyama昨日の対法政大戦ではゲームの出足が最悪だった青山学院大だが、序盤は#4岡田(4年・SG)、#6正中(4年・PG)が得点を重ねる。一方の東海大は青学大のディフェンスを前に思うように得点できず、開始3分無得点。しかし石崎(4年・G)の3Pが決まると、#5阿部(4年・G)が青学大のディフェンスをかき回し、#4内海(4年・F)が合わせのプレーから連続得点。一気に詰め寄るが、青山学院大は#4岡田の当たりを予感させる3Pや#12荒尾(2年・C)のプレーで追いつかせず、23−18と青学大が5点のリードで1Qを終える。

2Q早々、青学大は#9広瀬(2年・F)のバスカンが決まると、じわりじわりと東海大を引き離し始める。東海大はファウルが増え始め、苦しい状態。#9中濱(2年・CF)、#11石谷(3年・F)を投入するが状況は好転しない。そんな中、残り6:05に東海大#5阿部を止めにいった#6正中がアンスポーツマンライクファウルを取られる。青学大に一瞬嫌なムードが流れるが、#4岡田の3Pですぐに持ち直す。そして残り4:48、青山学院大#6正中の3Pが決まると点差は10点に。たまらず東海大陸川監督はタイムアウトを請求。タイムアウト後は#4内海の連続3Pが決まるも、それ以外に攻め手を欠く。結局攻め手を見出せないまま時間が過ぎ、2Qを52−39で青学大の13点リードで終える。

3Q、東海大はスタートにシューター#16西垣(3年・G)を起用。ここでなんとか流れを掴みたいが、青学大のタイトなディフェンスを前にオフェンスは上手く機能しない。一方の青学大は#12荒尾が制空権を完全に支配。後ろからもリバウンドに飛び込み、オフェンスの時間を稼ぐ。周りの選手はそれに応えるべく、#6正中は3P、#9広瀬はステップインなどで得点を重ねていく。東海大は選手交代などで青山学院大の流れを絶とうとするが、それは難しく、点差は離れる一方に。71−50と青学大がリードを21点に伸ばし、3Qを終える。


0521hirose4Q、東海大はプレスディフェンスを仕掛け、青学大は焦りからかミスを連発する。攻めるきっかけを作ることに成功した東海大だったが、フィニッシュが甘く、得点を重ねることが出来ない。すると青山学院大#4岡田が連続3Pを決め、得点差はこの日最大の22点に。東海大は#8井上(4年・CF)のリバウンドシュートなどで追いすがるが、青学大は#9広瀬がスティールからダブルクラッチを決め、完全に青学大ペース。また、2分には#4岡田から#7田中(4年・SG)、最後は#11熊谷(3年・F)のスピード溢れる速攻が決まった。この1プレーがとどめとなった。最後に東海大#6石崎が執念で3Pを決めるも、追いつくまでには至らない。95−74で青山学院大が快勝し、3位の座をものにした。



◆#4岡田優介(青山学院大・4年・SG)

0521okadaこの大会では下級生の活躍の影で
要所を締める主将らしい働きぶりだった。
だが入り出したら止まらないシューターの実力は今年も健在。
法政戦の追い上げの原動力となったシュートには
相手に怖いと思わせる存在感だった。



―今日の試合に関して何か意識していたことはありましたか?
「3決だったので、モチベーションをちゃんと高めて、消化試合にならないように意識しました。昨日が悪かったので、昨日の反省を生かしてやろうと思っていました」

―昨日に比べ、チームも岡田選手ご自身もよかったと思いますが、気をつけていた部分はあったんですか?
「入り出しですね。昨日の試合は入り出しが悪かったんで、勢いとか、そういうものを意識していましたね」

―石崎選手とのマッチアップでしたが、いかがでしたか?
「あいつまだ本調子じゃないんで、あまりやってこなかったですね。すっきりしないです」

―3位という結果でトーナメントを終えたわけですが、今大会を通して見つかった課題はありますか?
「個人的なものもあるんですけど、相手にうちの弱いところを狙われたところですね。あとは、それぞれ個人もわかってると思うんですけど、チーム全体が悪くなったときにすぐ切り替えが出来ないという弱さがあったんで、そこを修正していきたいです」

―逆に収穫はありましたか?
「チームが悪くなったときにすぐに切り替えができないと、悪いゲームになってしまうということですね」

―今年はキャプテンということで、気持ちの面で昨年と変わったことはありますか?
「特にそんなに意識はしていないです。今まで通りシュートでひっぱっていくってことと、下級生に声を掛けることですね。シュートが入ったときに声をかけるだけでもだいぶ違うと思うので」

―下級生の動きはどうですか?
「荒尾はかなり成長したと思います。気持ちの面でもしっかりしてきたし、リバウンドをよく取ってくれたし、シュートも決めてくれました。特にリバウンドは荒尾に頼っていたとこがあったので、頑張ってくれて助かりました。あとは、広瀬と熊谷がもうちょっと落ち着いて上級生らしくプレーしてくれればいいと思います。1年生に関しては小林がいいと思います。よく試合に出るし、1年生らしく一生懸命やるので。リバウンドも粘っこくいくし。同じポジションの奴はいい刺激になってるんじゃないですかね」

―今後、リーグへ向けてはどのようなことを頑張っていきたいですか?
「悪くなってしまったときにより早く、どう立て直すかということと、あとは自分たちのスタイルをよりしっかり確立させていくことですね」




◆#12荒尾 岳(青山学院大・2年・C)

0521arao青学大インサイドの要として
より一層の成長が期待される今期。
対法政大戦では大きく水を明けられたものの、
後半はブロック、リバウンドを連発して会場を湧かせた。



―東海大学との試合ということで、何か意識していた部分はありましたか?
「相手がでかいので、リバウンドを取られないようにするということを気をつけました」

―それも含め、今日のご自身の出来はいかがでしたか?
「リバウンドも取れたし、ファウルももらったりできたのでよかったと思います」

―荒尾選手から見て、トーナメントを通してのチームの出来はいかがでしたか?
「いいところもたくさん出たと思うんですけど、課題も見つかったので、リーグ・インカレに向けて克服していけたらと思います」

―チームの大黒柱的存在だった佐藤託矢選手がいなくなったことで、ゴール下は荒尾選手の活躍にかかってくると思うんですが、何か変わった部分はありますか?
「今年は自分でしっかリバウンドやディフェンスをやらないといけないので、中でシールしたり、ファウルもらったりしていきたいと思っています」

―次は新人戦になります。今年はどういう風に望みたいというのはありますか?
「今年はノーファウルで(笑)。自分しか190以上がいないので」

―昨年は惜しくも準優勝。やっぱり今年は優勝を狙っていきますか?
「狙って頑張ります」



◆#4内海慎吾(東海大・4年・F)

0521utumi今期、主将として東海大を牽引する。
前日までアウトサイドの不調が見られたが、
最終戦では立て直した。
途中ケガで足を引きずりながらも最後まで懸命にプレー。
ひたむきな姿勢が現れていた。



−今大会はなかなか東海大の良さが出ない大会でした。
「3月から昨年より更に個人の力を伸ばして行こうと、1対1であったりディフェンスの部分であったりをやってきたんですが、それでも日大、青学、法政といったチームにはまだまだ叶わない。そういう中でチームとして戦っていかなければならなのに、それが出来ていなかったかなと思います」

−確かに昨年に比べると少し声が出ていない部分、ゲーム中のチームコミュニケーションがうまくいっていないのかなと思う部分はありましたね。
「今回の大会で課題が結構出てきたんですが、それもその課題のうちの一つですね」

−ケガ人の影響というのはありましたか?
「いろいろケガもあってそれぞれベストコンディションではなかったと思います。でもそれに関わらず相手に劣っていた部分の方が多かった。最後まで勝ちきる力とか、トーナメントを勝つには必要なことがあるのにそれを個人個人が分かっていなかった。勢いが必要なのに波に乗れない部分とかがありました」

−キャプテンとして今期は責任のある立場にありますが、難しいところはありますか?
「去年と立場が違うので、自分のことだけをやっていればいいという風にいかなくなりました。チームの雰囲気も練習から盛り上げていかなければならないのはあるし、チームが落ち込んでいる時にも自分は絶対に落ち込まないでチームを引っ張っていかなければならない。キツイところはありますけど、自分で言ったことに責任を持つ、ということですね」

−そういう意味では内海選手自身は昨年に比べればよく声も出ているし、今日も痛みをこらえて懸命にプレイしているところに気迫が見えました。そこにチームもついてきてくれればいいというところでしょうか。
「そうですね。昨日の敗戦というのもあったかもしれないですけど、でもそういう風に自分もやらないと次のリーグ戦は勝っていけないと思うので」

−学生チャンピオンとしてのプレッシャーはありますか?
「自分たちでのプレッシャーはないと思いますが、周りの期待に応えられないというのはもしかしたらあるかもしれないですね。自分たちは練習試合などで負けたりして強くないと思っていても、周りは強いという評価をしている。そういうのに対して自分たちを見失わないようにしっかり実力を把握しておかなければならないと思います」

−みんなの持つ「東海大」のイメージに勝たなければならないというところですね。
「みんな去年の出来ている時のイメージが強いと思います。本当は出来るのに出来ないというフラストレーションが今はある。それをこの大会で知ることによって次につなげていけたらと思います。この大会はいい勉強になったと思います」



テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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