東海大学65(13-16,18-18,18-16,16-22)72
日本大学
決勝を賭けた東海大と日本大の対戦は、東海大がここまで温存していた#6石崎(4年・PG)をスタートで起用。本気の勝負に出た。一方日本大は応援席も含めたチーム全員でのハドルを組み、その一体感はかつてないほど高まっている。
試合は東海大#4内海(4年・F)の好ディフェンスで日本大#4菊池(4年・F)の得点を抑えるが、日本大はそれ以外の4人の活躍で終始押す形に。結局得点源の選手が働けなかった東海大が日本大の総合力の前に涙を呑んだ。
(写真:勝利に笑顔を見せる日本大の面々)
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■GAME REPORT■

必ずしも好調とは言えない東海大はスタートで出場した#6石崎の動きに注目が集まった。じっくり時間をかけてセットする特有のコントロールは、見る者を引き込む力がある。しかしパスの回りはあまり良くなく、シュート確率も昨日の続きのように悪い東海大に対し、日本大は出足#5太田(4年・C)、#9小野寺(4年・F)らの得点が続き、#4菊池も#4内海にマークされながらシュートを決めていく。だがお互いのディフェンスは相手を容易に攻めさせず、1Qは13-16。ロースコアな幕開けとなった。
2Q、#6石崎が3Pのファウルを獲得するものの、1本しか決められず、シュートタッチの悪さが先行きを案じさせる。ゴール下の攻防では#5太田が光った。安定してリバウンドを確保、シュートを入れてチームに貢献する。#7橋本(4年・F)、#6斎藤(3年・G)が東海大のファウルを誘うと、#4菊池もマークが厳しい中3Pを入れて勢いをつけ、8点リード。東海大は#18西村(2年・G)をイン。ファウルを狙われながらも鋭い動きで得点を重ねる。残り10秒、石崎が細かいドリブルでボールの保持を続けると、思わず観客席からもため息が漏れた。だがその瞬間、ゴール下へ回り込んだ#18西村へ絶妙のパス。これを決めて31-34と東海大が点差を詰めて2Qを終了した。

3Q開始早々東海大#8井上がシュート、続けて#5阿部(4年・G)のドライブで東海大が逆転。しかし日本大は#21中村(1年・F・市立船橋)がオフェンスリバウンドからシュートを決めると応援席も大喝采。3Qは両チームが点を取り合い、シーソーゲームになっていく。ここでも#18西村がいい動きを見せ、最後に北陸の元チームメイト、日本大#17篠原を抜いてシュートを決めると49-50と1点差で最終Qへ。
東海大のオフェンスは#6石崎が1対1で攻める場面が多くなってくる。それに対し、日本大は開始2分で#6斎藤が2本の3Pを連続で決めると#7橋本も続き、一気に5点リード。タイムアウトで修正をはかりたい東海大だが、日本大は#9小野寺のリバウンド、#7橋本のブロックなど全員バスケで粘りを見せる。守っても#6石崎のデータを研究した#6斎藤がぴったりマーク。デイフェンスのローテーションも完璧で仕事をさせない。終盤フリースローでのミスも#21中村がうまく動き、日本大がボールを支配する。ファウルとターンオーバーで思うように攻められない東海大は開く点差を詰められない。最後はファウルゲームに行くものの、フリースローをきっちり決める日本大。そのまま東海大を振り切り、決勝に駒を進めた。
◆#7橋本卓実(日本大・4年・F)

―今日は東海との対戦でしたがいかがでしたか?
「そうですね。やはり石崎選手はディフェンスが上手いので、自分が得意としているドライブが完全に止められてしまい、イライラする部分もあったんですけど、ディフェンスとリバウンドを頑張ってプレーをすることを心がけました」
―今日は菊池選手が抑えられ、得点が伸びなかったと思いますがその点についてはどう思いますか?
「そうですね。これからも祥平(日本大・4年・菊池祥平)のマークは厳しくなると思うので、もっと周りが点取れるようにしないと勝てないとは思います。空いたらどんどん攻めようってことはチームでも言っていますし、シュートも打っていく意識はあります。シュートが落ちてもリバウンドや次のディフェンスを頑張ればいいと思っています」
―今日は応援席と一緒になってハドルを組んでいましたが、去年まではやっていませんでしたよね?
「はい。大会前に4年生で話し合って、今年は試合に出ている選手もベンチも応援席も一緒に頑張ろうということで、みんなで集まってハドルを組むことをはじめました」
―明日はどんなことを意識してプレーしたいと思っていますか?
「法政、青学どちらが来ても強いとは思うのでディフェンスをしっかりとしてリバウンドをとって、うちのバスケットができれば勝てると思います。個人的にはディフェンスとディフェンスリバウンド。できたら点もいっぱい取りたいですね」
◆#6齋藤崇人(日本大・3年・G)

―今日は終始リードを奪えたのはどんな点がよかったと思いますか?
「ディフェンスをみんなで頑張って相手を止めていたのと、リバウンドを4年生が取ってくれたのが大きかったと思います」
―石崎選手とのマッチアップではいかがでしたか?
「いや〜、疲れましたね(笑)。僕の仕事はディフェンス。マネージャーの牧さんが守り方を徹底的に研究してくれて、言われたとおりにやった結果、上手く止めれたと思います。1年の時の新人戦は僕が暴走して負けているんで、リベンジできてよかったです。4年生を絶対勝たせてあげたかったんで」
―貫禄がありますが、まだ3年生なんですよね。
「すいませんいばってるんで(笑)どうしても強く言ってしまうところがあるので、そこはちょっと問題ですね。それもマネージャーに相談して、解決できている部分と今の4年生だから許されている部分もあると思っています。マネージャーのおかげですよ、全部」
―試合中にみんなを集めて指示を出している場面も多くみられましたね。
「そうですね。今までは指示を出せなかったんですが、大会前にやっと自分の形が確立できてきました。だから、あっているかどうかわからないけど自分の思っていること、ここが大事なんだというところを伝えるために集めます。PGとして必要なことだと思うので。調子乗って(笑)」
―明日の対戦相手は法政大になります。
「あ〜、もうこれはリベンジだ。去年の決勝の法政戦は応戦席で見てたんで。今日はシュートもまぐれで入ったしね〜」
―いやいや、まぐれじゃないですよ。
「まぐれです!!」
―では、明日もその『まぐれ』を発揮ですか?
「まぐれが続くようにお祈りしておきます(笑)」
テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ