日本体育大学59(13-29,19-15,7-27,20-28)99
慶應義塾大学
フラストレーションの溜まる試合展開でベスト4を逃した慶應大。この日は主力の怪我で若手起用を余儀なくされている日体大と対戦した。
試合は開始早々慶應大がチャージ、1Qで一気に差をつける。ディフェンスでもポイントゲッターの#27眞庭(2年・F)にノーマークで打たせず、攻撃の芽をつぶす。2Qで#39赤石(1年・G・東海大四)に速攻を許すが、最後は控えメンバーも出す余裕で日体大に快勝。次の5位6位決定戦に春の全てを賭ける。
(写真:終盤、#6藤本(4年・G)のシュートに大歓声の慶應大ベンチ)
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■GAME REPORT■

開始早々#9香川(3年・F)、#4酒井(4年・F)というポイントゲッターが得点を入れた慶應大は気持ちのいい立ち上がりに。日体大#27眞庭も3Pを入れるが、その後チームはファウルを次々と重ね、思うようにリズムに乗れない。得点も#27眞庭頼みになり、それ以外はことごとくミス。リバウンドでも#15宮村(2年・C)が機能せず、#4酒井がリバウンドを量産、貫禄を見せつける。慶應大はこの日#20小林(1年・G・福大大濠)も好調。カットイン、ミドルシュートと得点を重ね、結局13-29と1Qで慶應大が大量リード。
2Q、開始4分間日体大の得点0に対し、慶應大は#9香川、#10加藤(3年・G)の連続得点で波に乗る。#11小松(3年・G)もこの日はうまくペイントに切れ込み、合わせが決まる。日体大はガードをチェンジ。代わって入った#39赤石がまず3Pを決めると早い展開に持ち込んでいく。ディフェンスでもボールマンをダブルチームで徹底的にマーク、慶應大は次々ターンオーバーを犯してリズムを失っていく。しかもスローインを#39赤石に狙われ、得点を許してしまう。Qの最後、#9瀬木(4年・G)が執念で放った3Pも決まり、ガードの動きもあってこのQは日体大がリードし、追い上げて前半を終えた。

3Q、12点差を追う日体大だが、オフェンスではことごとくミスが出てしまい、得点が取れない。だが反対に慶應大は#4酒井を中心にインサイド、アウトサイドも全員がまんべんなくシュートを決めていく。結局このQ、日体大の7点に対し、慶應大は20得点。余裕の感じられる内容のまま4Qへ。
4Qも終始慶應大が気持ちよく得点を重ねる。日体大はアウトサイドからシュートを打つのみになり、ことごとくターンオーバー。慶應大は残り4分で#4酒井ら主力を下げると、1年生や控えを起用する余裕のゲーム展開で勝利を収めた。
◆佐々木三男HC(慶應大)
−今日は快勝でした。
「昨日負けたことがショックだったんだと思います。そこで立て直そうとする勇気が出たということですね」
−相手の日体大はほとんどが下級生というメンバーでしたが。
「相手がどうと言うより、こちらはガードの出来が全てです。良くなっていいパスを供給できれば、相手がどうだったかと言う問題ではないと思います」
−ですが、ガードが虚をつかれてスローインを狙われてしまったし、相手ガードの速攻を許してしまった時間帯がありました。
「明治戦でも法政戦でも同じようにやられてしまったので確かにそこは問題です。あそこを止めないと厳しい。ただあそこの部分だけなら怖いことはないですね。明日は最後の試合、しっかりとやっていきたいと思います」
◆#20小林大祐(慶應大・1年・G)

−春から大学の試合の中でフィジカル面に苦労している部分が見受けられますね。
「高校はスクリーンも曖昧なんですが、それにひっかかったり、また体つきも違う分、苦労しますね。その中でどちらかと言えばカットイン、ドリブルで切り崩して攻めることを心がけています」
−攻め気が前面に出ているのはいいことだし、ディフェンスなど佐々木HCも評価している。ただ、ファウルに関しては少し多いのはどう思っていますか?
「仲間との声が出ていないのが悪いんだと思います。スクリーンアウトのチェンジの時にファウルになることが多いんですが、相手もよく見ていますよね。それは反省点ですね。本当なら声を出して自分がチームを引っ張れるようにならなければいけないと思います」
−今日の日体大相手には好調で、得点も入れました。
「でも自分では納得がいっていません。前半は3Pもノーマークだったのに。今日は4本打って3Pは0ですから。落ち着いて決めなくてはダメですね」
−でも試合を重ねるごとに良くなっているし、慣れてきたと言えるのでは?
「体力部分ではけずられていて、前半の最初だけしかまだ出来ていないですね。でも試合にはだんだん慣れてきました」
−明日は拓殖大との対戦になります。
「まずファウルを押さえること。得点は25点以上取りたいですね。後は声を出してみんなを引っ張っていくことが出来るように心がけたいです」
◆#39赤石和弥(日体大・1年・G)

−下級生主体のチームでの動きが光っていますね。
「下級生だからこそ練習で一生懸命やってきたことを一生懸命にやるだけです」
−主将の高田選手のケガもあって日筑戦では大差で負けてしまった。でもその筑波大相手に勝ってここまで来た。それは何故でしょう?
「日筑戦では気持ちを出せなかったと思います。プレイ面ではリバウンドの徹底や意思統一をやってきました。そのおかげでチームが一つにまとまったと思います。ミーティングでも勢いで次を頑張って行こうという話もしました」
−今日は赤石選手の動きでトランジションが早くなり、いいムードになった時間帯がありました。
「僕は小さいので、点数を取るプレイヤーじゃない。だから周りを生かすためにディフェンスとオフェンスの切り替えなど早くやるようにしています。常に攻めているという形を見せないとやられてしまいますから」
−ディフェンスをするにあたってどのようなことを心がけていますか?
「絶対に1on1では負けたくないと思っています。常にマークにつかれたら嫌だなと思う選手になりたいし、スティールも狙っていきたいですね。同じ1年の八坂も試合中に声をかけあったりしているし、同じ1年として頑張っていきたいです」
−ほとんどが新人戦のようなメンバーで戦っている訳ですが、昨日今日は負けてしまったけれど、とても勉強になっている気がしますね。伝統ある日体大で1年生たちが出場するのはすごいことだと思います。
「確かに4年生もいる中で出させてもらって、いい経験をさせてもらっていると感じています。新人戦にはこれ以上のチームもないと思うので、自信を持って臨みたいですね。明日もありますが、ミスをなくして頑張っていくのが目標です」