日本体育大81(13-12,17-16,22-13,16-27,*13-6)74東北学院大 *OT

4年ぶりにベスト8に残った東北学院大と日本体育大の7位8位決定戦は、ディフェンスの東北学院大が粘りを見せ、オーバータイムにもつれ込む大接戦となった。
互いにシュートが決まらないロースコア展開となったゲーム。東北学院は高さやフィジカル面では関東に劣るがここまで持ち前のディフェンス力で勝ち残った。攻撃力のある日体大相手に一時は引き離されながらも追い上げ、延長にまで持ち込む大接戦。だが、最後はインサイドの要に退場者を出してしまった東北学院は惜しくも敗退。だが、大会を通して披露した粘りのバスケは印象に残るものだった。
写真:ハーフタイムには日体大のマスコット、グリーとズリーのショーも行われた。
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■GAME REPORT■

開始早々得点を決めたのは東北学院。だが、立ち上がりは互いになかなかシュートが決まらず、重苦しいゲームの出足となる。日体大は#15宮村徹(2年・C)の存在感が目立つ。ゴール下では東北学院を圧倒。ポストアップ、オフェンスリバウンドからのカバーで次々得点を決める。一方東北学院はゴール下では厳しいものの、積極的にカットを狙い、#25一戸(3年・SG)の3Pで1点差で食らいついていく。
2Qになると東北学院の連続得点で逆転。外角の強い日体大に打たせないディフェンスも効果が出ている。日体大は#34小沢(2年・F)のドライブ、#15宮村徹のゴール下で逆転するが、外角のシュートが決まらず決定的に突き放せない。また、東北学院も同様にインサイドへ攻め込めず外のシュートが中心になるが、互いに得点をのばせないまま日体大の2点リードで後半へ。
3Qになると日体大がややリードする。#15宮村徹で攻め続け、#20田中(3年・G)のシュートで開始5分で10点差。東北学院は頼みのシューター#7鹿内(3年・SG)のシュートが決まらず、苦しくなる。ゾーンディフェンスでなんとかリズムを変えようと試みるが、#5今野(2年・G)の速攻や3Pもあって11点差と引き離されて3Qを終了する。

4Q開始早々#34小沢の3Pで一気に波に乗る日体大。だが東北学院は#54相澤(3年・C)が3Pを返すとエースの#25一戸の3Pが続き、#12相馬(4年・PG)のミドルシュートで一気に8点差。更にゾーンプレスを仕掛けて日体大から24秒オーバーを奪う。ここから更に東北学院の猛攻が続き、#12相馬の3P、#34柴田寿浩(4年・SF)のシュートが続いて、#25一戸がフリースローを獲得すると残り4分半で62-62の同点に追いつく。日体大は#5今野が4ファウル、しかし東北学院もインサイドの要#54相澤が4ファウルと苦しい。だが流れは東北学院にある。日体大は#15宮村徹が連続得点するが残り1:19で5ファウルとなり退場となってしまう。日体大は#27眞庭(2年・F)がこの日たったの2点と決まらないのに対し、東北学院は#25一戸が果敢にゴール下に切れ込み、フリースロー獲得していく。しかも残り18秒で#54相澤がバスカンを獲得して66-67と逆転。更に#34柴田寿浩がフリースローを1本決めて2点とリードとなる。だが残り1.6秒、#54相澤が痛恨の5ファウルで退場。これで獲得したフリースローを#20田中が落ち着いて決めると68-68の同点に戻し、試合はオーバータイムへ。
こうなると苦しいのはインサイドで頑張ってきた#54相澤を欠いた東北学院。#25一戸が得点を取り、つないでいくがここにきて日体大は#20田中が積極的に攻め込み、得点を取っていく。互いにファウルも5つでミスが即フリースローにつながる。日体大のオフェンスを止めきれない東北学院は次々ファウルを重ね、最後は外角狙いの攻撃しかできなくなってしまう。日体大はフリースローの確率こそ良くはないが、なんとか逃げ切って勝利。7位を確定した。だが大健闘の両チームには試合後、温かい拍手が送られた。
◆ #34柴田寿浩(東北学院大・4年・SF・宮城広瀬)

−4年ぶりのベスト8ですがこのインカレ、大会を通しての印象はいかがですか?
「自分たちがこのインカレに入っていく時の目標がベスト8をかけた専修との試合だったんです。その専修に勝てたというのが大きかったと思います」
−今日は日体大に対して外を打たせずよく守っていると思いました。
「高さのあるところで最初リバウンドを取られてしまいましたね。ガードのところでシューターが2人いるのでそこを抑えて、僕等はインサイドが小さいのでダブルチームで囲んで相手を潰して、インターセプトを狙っていこうというのが対策でした。でもインサイドのファウルトラブルが残念でした」
−でも10点差が開いてもよく気持ちを切らさずいきましたね。
「インカレ最後という試合だったので、ここで諦めたらダメだと思って。東北代表としてベスト8に残っているし、恥ずかしくないように続けようって自分たちで話し合って頑張りました」
−リバウンドはかなり頑張ったと思います。
「最初はオフェンスリバウンドを取られたんですが、小さいのでボックスアウトして、どんどん飛び込んでいけば取れると思って、後半の方は取れましたね。もっと前半の方からやっとけば良かったんですけど、そこが取れたので追いつけたと思います」
−後半はゾーンに切り替えましたね。
「このままマンツーマンのオールコートを続けていても追いつかないかなという先生の考えで、ゾーンにすることで相手もマンツーマンと違う攻め方をしなければいけないじゃないですか。そこで相手を混乱させてシュートを防いでつなげようということで成功したと思います」
−ガードとして頑張っていたと思います。
「自分はずっと4番としてやってきたんですけど、専修対策として1週間前に練習をしたんです(笑)。うまくいったのはどうか分かりませんが。ポイントガードをやるのは初めてだったので周りにも話を聞いて、そういうコミュニケーションをとったことでうまくできたんじゃないかと思います」
−フリースローの確率が残念でした。
「フリースローは自分たちのチームでずっと課題だったんです。練習でもフリースローを練習をしたんですけど、徐々に確率は上がっているんですが、ここ一番にダメだったので後輩達に課題として頑張って欲しいです」
−地方だと関東のような強いチームもあまりないと思いますが、どういうモチベーションでやってきましたか?
「東北は田舎なんですけど、名前負けをしていたら最初から試合にならないので“関東がなんだ”ってそういう気持ちは絶対に折れないようにインカレ前から気持ちは作ってましたね」
テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ