BOJweblog2006

2006年度の大学バスケ界の大会レポート、選手インタビューなどを中心に掲載します。

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インカレ最終日 決勝 東海大VS慶應義塾大 Nov,26

東海大76(14-17,23-15,20-20,19-21)73慶應義塾大
1126tokaiリーグ戦優勝を果たし2冠、そしてインカレ連覇を狙う東海大と、そのリーグ戦で東海大に唯一の黒星をつけた慶応義塾大との因縁の対決。今年を締めくくる最後の大舞台で実現した、最高のカードだ。両校にはそれぞれ竹内譲次(東海大・4年・PF)と竹内公輔(慶應大・4年・C)という絶対的な支柱がいる。大学バスケットボール界のみならず、日本のバスケットボール界を背負って立つ2人の、学生生活最後の対決を一目見ようと、会場の代々木第一体育館には多くの観客が訪れた。約9000人が入るスタンドは2階席までかなりの観客が入り、熱気十分。センターサークルに竹内兄弟が向かい合い、ボールがトスアップされた瞬間、ついに決戦の火蓋が切って落とされた。

立ち上がりからインサイドを中心に固い守りを見せる両チーム。簡単には得点を許さない展開が続く。慶應大学は#4酒井(4年・F)がリーグ戦同様、東海大#15竹内譲次(4年・PF)にマッチアップ。上手く体を寄せ、ミスマッチにも果敢に対抗する。対する東海大も#10井上(4年・PF)が慶應大#7竹内公輔(4年・C)とのポジション争いで激しいぶつかり合いを見せるなど、気合の入ったディフェンスを披露。お互いにこれまでの試合よりもかなり少ない得点に押さえ込まれたまま、前半を終える。
後半、東海大は#15竹内譲次を中心にオフェンスの打開を図る。オフェンスリバウンドからのゴール下やミドルレンジでのシュートを沈め、更には#00石崎(4年・PG)や#33西村(2年・PG)らガード陣が慶應大ディフェンスを掻い潜ってレイアップを決めるなど、リードを奪う。対する慶應大も#7竹内公輔にボールを集め、力強いステップから確実にゴールにつなげるなど、譲らない展開。一進一退の攻防が終盤まで続く。
残り時間2分、慶應大は#4酒井がフリースローを2本とも沈め、ついに1点差にまで迫る。しかし東海大は慌てない。直後に#33西村が冷静にジャンプシュートを決めて3点差とする。その後、慶應大は#15小林(1年・G)の3Pに全てを託すも、リングに嫌われ万事休す。東海大が慶應大の反撃を振り切り、歓喜のインカレ連覇を果たした。

■詳しいゲームレポートと慶應義塾大・酒井選手、竹内公輔選手の記者会見のコメントと、加藤選手、小松選手のインタビューは「続きを読む」へ。
※東海大のインタビューは「優勝校インタビュー」へ。

■GAME REPORT■
1126jyoji1Q、東海大は#24古川(1年・F)がジャンプシュートを決め先制。すかさず慶應大も#15小林(1年・G)が決め返し、トランジッションの早い展開になるかと思われた。しかし、お互いに強力なインサイド陣を抱える両チームは、序盤は堅実なハーフコートオフェンスを中心に攻撃を組み立てる。東海大が#15竹内譲次(4年・PF)のターンシュートやゴール下などで得点を重ねれば、慶應大も#7竹内公輔(4年・C)がフックシュートを連続で沈めるなど、一歩も譲らない。竹内公輔はディフェンスでも活躍を見せる。マッチアップの東海大#10井上(4年・PF)や#00石崎(4年・PG)、更には#15竹内譲次にもシュートブロックを決めるなど、攻守に慶應大を引っ張る。しかし東海大も竹内公輔以外のところでは慶應大オフェンスを機能させず、ロースコアの展開に持ち込む。17-14と、慶應大が3点をリードして1Qを終える。

2Q、東海大は#15竹内譲次が、好調なオフェンスを見せる。1Qにマッチアップしていた慶應大#4酒井(4年・F)に代わりディフェンスに付いた#7竹内公輔との兄弟対決でも、上手く体を預けながらゴール下を決めるなど得点を重ね、逆転に成功。更に、東海大インサイドのもう一人の要、#10井上(4年・PF)がオフェンスリバウンドからのバスケットカウントを決め、リードを広げる。しかし慶應大も#15小林の3Pや#4酒井のレイアップなどで食らいつき、2桁の点差は許さない。東海大が5点リードして前半を終了する。

3Q立ち上がり、東海大は#24古川が連続で3Pを決め、突き放しにかかる。古川は、決まれば確実に追い上げムードを作ったであろう、慶應大#7竹内公輔の速攻からダンクにも果敢にブロックに飛び、ボールをリングにはじかせるなど、高い運動能力を見せる。何とか流れを呼び込みたい慶應大はアウトサイドからのシュートで局面を打開。#4酒井の3Pや#8加藤(3年・G)の難しい体勢からのジャンプシュートなどで追い上げる。しかし東海大も#10井上が中距離からのシュートを確実に沈めるなど、リードを保つ。その後も一進一退の攻防が続き、結局2Q終了時と同じ東海大5点リードのまま最終4Qへ。

1126kosuke4Q、東海大は#33西村(2年・PG)がスティールからの速攻、更には3Pラインでファウルを受けて得たフリースローを3本とも確実に沈め、流れを作る。このファウルは慶應大#4酒井が犯したもの。これで残り時間7分30秒を残して4つ目のファウルとなった酒井は交代を余儀なくされる。畳み掛ける東海大は#15竹内譲次が3Pを決め、この試合で初めて10点のリードを奪う。
ここが勝負どころと見た慶應大は#4酒井をすぐにコートに戻し、最後の反撃に出る。厳しいディフェンスで東海大のシュートミスを誘い、#15小林がバスケットカウントとなる速攻を決めて残り4分で5点差。更に、#7竹内公輔のアシストからボールサイド側に切れ込んだ#9小松(3年・G)が再びバスケットカウントを決め、ベンチや観客席も一体となって大盛り上がりを見せる。そして残り2分、#4酒井のフリースローが2本とも決まりついに1点差。勝負の行方は全く分からなくなる。
東海大は直後のオフェンスで#00石崎が素早いペネトレイトからゴール下に切れ込むも、慶應大#9小松がブロック。ボールを奪った慶応大はタイムアウトを取らず、そのままオフェンスへ。#7竹内公輔にボールを託し、逆転を狙うも、ここで竹内は痛恨のパスミスを犯してしまう。続くオフェンスで東海大は冷静にボールを回し、時間を使いながらシュートチャンスを伺う。そして空いたスペースから#33西村が値千金となるジャンプシュートを決め、3点差とする。タイムアウトを取った慶應大は、最後のオフェンスで#7竹内公輔との2メンゲームから#4酒井が3Pを狙うが、東海大ディフェンスに阻まれ、シュート体勢まで持ち込めない。ヘルプに来た#15小林にボールを託し、小林は難しい体勢から3Pを放つが、これがリングに嫌われ万事休す。東海大が慶應大の反撃を振り切り、昨年に続くインカレ2連覇を達成した。

試合終了後、ベンチメンバーもコートに飛び出し、喜ぶ東海大。入学当初から期待され活躍を続けてきた#15竹内譲次らジュニア組が、最終学年となった今年のインカレでその集大成を見せた。それに対し、反撃及ばず惜しくも敗れた慶應大。悔しさで涙を流す#9小松の頭を、これまでチームを引っ張ってきた#4酒井、#7竹内公輔の両エースが優しく叩く姿が印象的だった。激闘を終えた両チームには、観客から盛大な拍手が送られた。



<慶應義塾大の記者会見より>
◆ #4酒井泰滋(4年・F)
「素直に悔しい。下級生は頑張ってくれた。自分は一試合を通してプレイで貢献できなかった。そこが一番悔しい。最初にリバウンドを取られたりシュートを簡単に決められたりしてリズムを掴ませてしまった」

◆ #7竹内公輔(4年・C)
「下級生が頑張ってくれた。ここまで競ったのは下級生のおかげ。インサイドで勝ちたかったが、譲次(竹内譲次)についていてシュートをほどんと決められて悔しい。追いつけ追い越せのゲームになると思っていたので、そんなに焦ってはいなかった。最後のターンオーバーはあまりにノーマークすぎて、相手がローテーションしてくるだろうと思ってのパスだったが…」


<インタビュー>
◆ #8加藤将裕(3年・G)
1126kato決勝のコートに立った選手の中で全国経験がないのは彼だけだった。
昨年のリーグ直前に2番からPGにコンバート。苦労しながら司令塔として成長を遂げ、キャリアのある選手たちと渡り合った。


-1回戦の時はパスの乱れもあって入りが良くないのかなと思いましたが、徐々に調子を上げていったという感じでしたね。
「元々3回戦からやりますって言っていたんです、はい」

-昨年は東海大に4点差で負けて、今年はどういう気持ちで臨もうというのはありましたか?
「深いことは特に考えてないんですが、4年生が引っ張ってくれてここまで来た訳だし、僕たち3年生や3年生以下が4年生のフォローをするだけだと思っていました。ルーズボールやそういう部分では絶対負けないようにしようと話し合っていたし、4年生を絶対勝たせようとそういう気持ちでいました」

-早慶戦も同様のことを言っていましたが、今回は更に強い気持ちということですか?
「その気持ちはいつも一緒なんですが、去年から特に僕が足を引っ張った訳なんですけど、僕もつらい1年間を経験してきて、特別な思い入れは強かったし、泰滋さんと公輔さんのためにもやらなきゃなという気持ちは強かったです」


-シーズンを振り返ってみていかがでしたか?
「最後は悔いが残るんですが、楽しかったです。偉大な2人とできて人生最高の経験ができたと思っています。感謝です」

-最後は泣いてしまいましたね。
「ああ、あれは……うまい言い訳が見つからないな(笑)。とりあえずなぐさめてもらおうとして泣いた振りをしていましたということにしてください(笑)」



◆ #9小松誠也(3年・G)
1126komatuこれまでワンポイントで出場することが多かったが、決勝では半分以上コートに立った。粘りとガッツで得たバスカンで、慶應の追い上げに貢献した。彼も経験は国体のみ。大学で積み上げた経験を下級生たちは決勝のコートで発揮した。


-試合を終わっての感想をお願いします。
「そうですね。これを目標にずっとやってきて絶対勝ちたい試合だったので、結構コートにも立たせてもらってその責任を果たしたかった。やはり4年生に優勝してもらいたかったのでそれがすごい残念です」

-今日は早め、まあいつも早めではあるんですが出番が来て長い時間プレイしました。
「でもいつももっと早い段階で来ていたのでいつ出てもいいように準備はしていました。後は去年東海に負けた時に東海大に僕等の学年のところでルーズボールを拾われたから、それだけは絶対したくないと思って言っていたし、今日はどこでも飛ぼうと思ってそこはできたかなと思います。久しぶりに飛びましたから」

-それは3年生全員でそう言っていたんですか?
「そうです。あれを僕等が逆にできたら絶対勝てると思っていたので。でも最後は残念な結果でした」

-バスカンを取ったところは良かったと思います。
「公輔さんからのパスですよね。公輔さんのパスが良かったと思います」

-でも小松選手は合わせ上手ですから。
「自分で崩せない分、人からおいしいところをもらっているだけです(笑)」

-東海大はやってみてどうでしたか?
「見ている時は本当に強いなと思って、絶対叶わないだろうと思ったんですが、やってみたらそうでもなかった。やれなくもなかったですね。強かったけれど僕等も勝てるだけの準備はしていたと思うので、そこまで抵抗はなかったと思います」

-ずっと3年の成長が鍵だと言われてきて、でもこのインカレでは確かに成長が見えたと思います。
「僕等がやるよりは、4年生にアシストしたり何でもしようと思っていました。だから自分で得点するよりも4年生のために動いて、そこはまずまずだったんですが、勝ちきれなかった。最高のプレゼントができなくて残念です」

-まだオールジャパンもありますが、この1年は小松選手にとっていかがでしたか?
「春はプレイタイムが短い時もあったんですが何ができるか自分で考えながらやって、活躍できる選手じゃないのでチームが良くなるように良くなるようにとやってきて、それができたのは良かったと思います。今度は最上級生になって立場も変わるし、それに自分も適応していきたいと思います」

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テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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