BOJweblog2006

2006年度の大学バスケ界の大会レポート、選手インタビューなどを中心に掲載します。

インカレ7日目 準決勝第1試合 日本大VS慶應義塾大 Nov,25

日本大66(16-24,16-20,12-22,22-20)86慶應義塾大
1125keio準決勝第1試合、ここまで順当に勝ち上がってきた日本大と慶應義塾大がファイナルへの切符をかけて激突した。

序盤は両者譲らない展開だったが、慶應義塾大のディフェンスの前に日本大が徐々に攻め手を欠いていく。その間に慶應義塾大は#4酒井(4年・F)、#7竹内公輔(4年・C)、#15小林(1年・G)を中心に得点を重ね、点差を開いていく。しかし、日本大も意地を見せる。その策の1つが、ゾーンディフェンス。日本大が決してやらないと断言していたディフェンスである。すると日本大に流れが傾きかけるが、それを慶應義塾大#15小林の連続3Pで攻略されてしまう。残り3分ではオールコートプレスディフェンスを仕掛けるが、慶應義塾大はそれをチームプレーで冷静に対処。22点差をつけ勝利し、2年ぶりのファイナルへと駒を進めた。

■詳しいゲームレポート、慶應義塾大・佐々木監督、竹内公輔選手、小林選手、日本大・川島監督、菊地選手の記者会見、慶應義塾大・酒井選手のインタビュー、日本大・太田選手のインタビューは「続きを読む」へ。


■GAME REPORT■
1125daisuke1Q、先制は日本大#5太田(4年・C)のゴール下。しかし、すぐさま慶應大#7竹内公輔(4年・C)がバスカンを決め返し、譲らない。日本大は#4菊地(4年・F)、#5太田にボールを集めオフェンスを展開するが、慶應大のディフェンスを前になかなか確率が上がってこない。一方の慶應大は#7竹内公輔が起点となり、オフェンスを展開するが、日本大は竹内にボールが渡るとディフェンスが3枚つき、ゴール下で攻めさせない。しかし、慶應大は#6香川(3年・F)が竹内に合わせ、インサイドからのパスをもらうなどして対応していく。更に、#6香川と#4酒井(4年・F)の合わせのプレーが決まり、いい形で得点を重ねていく。日本大は#7橋本(4年・F)のブレイクや#4菊地のジャンプシュートなどで慶應大に食らいついていくが、残り1分を切ると、慶應大は速いパス回しから#6香川がフリーで3Pを沈め、更には#7竹内公輔がブザービーター気味にターンシュートを決め、慶應大が勢いづく。1Qは24−16で慶應大が8点リード。


2Q、慶應大は#15小林の3Pを皮切りに#4酒井、#7竹内公輔が得点を重ね、14点まで差を広げる。そして、#15小林の連続得点で突き放しにかかる。なんとか食らいついていきたい日本大だが、攻め手を欠き、なかなか得点が伸びない。ここで日本大はタイムアウトを請求、立て直しを図る。しかし、慶應大ディフェンスに焦らされ、思うようなオフェンスができない。焦りの見える日本大。ここが突きたい慶應大だが、ミスを連発。流れを手放してしまう。更には#8加藤(3年・G)が3ファウルとなり、ベンチに下がらざるを得なくなってしまう。ここからは両チーム拮抗した展開が続くが、なおも慶應大はミスを連発。すると日本大は#7橋本がブレイク、3Pと得点を重ねる。追い上げムードになってきた日本大。ここで一気に差を詰めたいところ。しかし、最後のシュートが決まらず、得点は44−32と慶應大が12点リードで後半へ。


3Q開始直後、日本大は#5太田がセンタープレーを決め、先制する。しかし、慶應大は#15小林が3Pを沈め、譲らない。直後、日本大#4菊地がやり返し、点の取り合いが続くと思われたが、ここでパタリと点が止まってしまう。我慢の時間帯が続く両チーム。残り6分を切ると日本大#4菊地が3連続得点と波に乗り始めるが、慶應大は#7竹内公輔がハイポストから難なくジャンプシュートを決め、簡単に流れを持っていかせない。そして、残り4:11。日本大#5太田が3つ目のファウルを犯してしまい、日本大に嫌なムードが流れる。ここで日本大はタイムアウトで立て直しを図る。タイムアウト後、日本大はやらないと言い切っていたゾーンディフェンスを仕掛ける。すると、慶應大はそれに引っ掛かり、ターンオーバーを犯してしまう。その間に日本大は#7橋本がカットからブレイクを決め、流れが日本大に傾きかけるかと思われた。しかし、慶應大は#15小林が連続で3Pを沈め、日本大ディフェンスを攻略。これに焦ったのか、日本大はミスを犯してしまい、また流れを失ってしまう。更には終了間際に慶應大#7竹内公輔に連続得点を許し、66−44と慶應大が22点リードで最後の10分へ。


1125saito4Qに入っても慶應大の勢いは止まらない。#4酒井、#6香川が得意のシュートで得点するが、日本大も#9小野寺(4年・F)、#4菊地がやり返す。しかし、残り7:26。日本大#4菊地のターンオーバーから慶應大#7竹内公輔が日本大ディフェンスのど真ん中を抜き去りダンクを決める。ここでたまらず日本大はタイムアウトを請求する。すると、慶應大にミスが目立ち始める。日本大は#9小野寺のパスカットから#4菊地の3P、#7橋本のカットインなどで得点を重ね、徐々に追い上げムードに。そして、残り3分を切ったところから日本大はオールコートプレスを展開。この激しいディフェンスに慶應大はボールを運べず。その間に日本大は#4菊地、#5太田、#7橋本ら4年生が中心となり得点を重ね、慶應大に詰め寄るが、残り1分で慶應大#15小林にレイアップを決められてしまう。更に残り2秒で#8加藤のパスから#15小林がダメ押しの得点を決め、勝負あり。慶應大が22点差をつけ、勝利。#4酒井、#7竹内公輔の活躍もさることながら、彼ら以外の選手の頑張りがこの結果につながったといえよう。そして、この1年で成長を遂げた最高の仲間と共に3年ぶりのチャンピオン獲得への挑戦権を手にした。



<記者会見より>

◆佐々木三男監督(慶應義塾大)

−明日の東海大戦について。
「センター2人(竹内・井上)、ガード2人(石崎・西村)もとても良く穴がない。うちはひたすらディフェンスで速い展開に持っていくしかない」


◆#7竹内公輔(慶應義塾大・4年・C)
「法政戦でディフェンスで成功しました。みんながいいところでシュートを決めてくれたので、いいゲームでした。(太田選手は)特に意識はしていないです。世界選手権でもっとすごい奴とやりまくってたんで、大学バスケくらいで躓いているようではダメだと思います。決勝は東海大だと思いますが、リーグ戦では1勝1敗、今のところウチは20点オーバーで勝ってきていますけど東海とそんな点差になるとは思えない。明日は競り勝って優勝したいですね」


◆#15小林大祐(慶應義塾大・1年・G)
「試合前の練習から4年生の方々が強い優勝という目標で持っていてくれて、1年生で試合に出してもらっているので、それについていくだけでした。1回戦からだんだんと試合内容が良くなってきているので、ここまま決勝までいい感じでいけると思います」


◆川島淳一監督(日本大)
「うちのペースで出だしから行きたいという思いがあったが、重たい出だしとなってしまった。トランジッションの速いバスケットを展開されてしまい、本来であれば自分達がやりたいことであったが、それを相手に走りきられてしまった。みんなの表情もどこか重苦しく、意識が先に行ってしまっていた。それが(敗戦の)大きな要因です」



◆#4菊地祥平(日本大・4年・F)
「オフェンスが重かった。早く抜け出したいと思い焦ってしまい、チームのリズムを悪くしてしまった。オフェンスばかり意識してしまい、ディフェンスが後手になってしまっていた。僕と敦也が2人(#4酒井・#7竹内公)をどう抑えるかでした。酒井と公輔は最低でも20点以内に抑え、回りにもやらせてはいけないと監督に言われていたけど、この2人を意識しすぎてしまっていた」



◆#4酒井泰滋(慶應義塾大・4年・F)
1125sakai−今日、絶対にやらないといっていた日大がゾーンをしてきました。
「あの時点で勝ったと思いました。マンツーマンでつけないことを向こうが認めたということですから」

−東海大には去年4点差で破れましたね。
「若かったですね。向こうの方が確実に集中してましたね。向こうのキャリアは大きいですからね」

−でも慶應大がこの1年でつけた力も相当なものだと思います。
「もちろんです。リーグ戦の1戦目も昨年のインカレと同じような負け方で、2戦目で変われたというのはすごく大きいと思いますし、ウチしか東海大とやれるところはないと思います。東海を倒すことがどのチームも目標だと思うし、それを今自分たちが挑めるのが楽しみだし、ウチには公輔という最高の選手がいます。僕はうまく仕事をしてチームの役に立ちたいと思います」

−キャプテンとして見て今チームの状態はどうですか?
「雰囲気はいいですね。気持ちも前に向いていますし、3年生もしっかりしてきたし、4年は自覚してやっています。チーム一丸はウチのスローガンの一つでもあるので、それができている感じです」

−志村選手(04年度主将・東芝)が最後のインタビューで、慶應のバスケがどんなものか証明するのは自分の下の世代だと言っていました。自分たちはきっかけとなっただけだって。
「もちろんそうですね。そのつもりでやっています。東海大にはこんな奴らに負けるかというのがあるだろうし、僕等にはキャリアは少ないけど大学に入って積み上げてきたものを証明する機会になる。僕等はほぼ0ですよね。低いところからはい上がって挑戦して、練習をしてここまできた。だからお互いの意地のぶつかり合いだと思います」





◆#5太田敦也(日本大・4年・C)

1125ota−今日の試合を振り返って。思っていた以上に点差のついてしまった試合でしたが。
「そうですね…最初1本目決めたのは良かったんですけど、そこからこっちのシュートがあまり入らなくなって。祥平(菊地)だけが1対1やって、周りは見てるだけみたいになってしまって。ディフェンスもプレッシャーかけにいったわけでもないし、後ろに下がっちゃって。…全てが後手後手に回ってしまったって感じですね」

−試合前はどんな話を?
「監督には酒井(#4)と公輔(#7)のところも大事だけど、周りの選手もしっかり守れということを言われました。周りを乗らせると危険だって。あとは俺が公輔と心中しろって言われました」

−今日は2人(酒井・竹内公輔)以外の選手にやられてしまった感がありますね。
「そうですね。全部カットされて、カバーいったら公輔に合わされて、外のシュート打たれてっていうそういうプレーが多かったっすね」

−自分自身の出来については?
「前半と最後の方はちゃんと攻められたしよかったんですけど、後半1対1してても途中までいって逃げたシュートとかもあって、あんまよくなかったかなって…」

−絶対にゾーンをやらないと言っていた日大がゾーンを…。
「…(笑)。あれは監督の指示ではないんです。自分らで流れ変えようと思ってやりました。実はあの前(ゾーンを仕掛ける前)のタイムアウトも祥平が『ちょっとここタイムアウト』って言って取ったんですよ」

−ゾーンもそうですが、最後のプレスも効いてましたね。
「そうですね。最初効いたんですけど、1本決められてからまたみんな叩き込まれて。ちょっとだけですね、効いたのは」

−さて、明日は3位決定戦ですが。
「明日で最後なので、勝って終わろうかなって感じです。今年は周りの選手が伸びたので、1対1だけやるっていうプレーが少なくなりました。だから、個人プレーではなくて、チームで勝ちたいなって思います。チームで戦えれば相手がどこだろうと勝てると思いますから」



テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

無料ホームページ アフィリエイト レンタルサーバー FC2ブログ 一戸建て