BOJweblog2006

2006年度の大学バスケ界の大会レポート、選手インタビューなどを中心に掲載します。

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インカレ3日目 Aコート Nov.21

東北学院大86(20-15,17-12,30-12,19-18)57愛媛大
1121soma東北地区を1位で通過、インカレの常連校である東北学院大学と、四国地区を1位で通過してきた愛媛大学との1戦。序盤はトランジッションの早い展開が続き、拮抗した内容となる。試合が動き始めたのは2Q。東北学院大が、#25一戸(3年・SG)のスピードを活かしたぺネトレイトや#54相澤(3年・C)のポストアップなどで内外からバランス良く得点を重ねる一方で、愛媛大学は#7祷山の(3年・F)の個人技以外に攻め手を欠き、失速。前半を10点ビハインドで終える。
後半に入っても流れは変わらない。東北学院大学はセンター陣を含めて全員がよく走り、速攻から次々と得点。対する愛媛大学は足が止まってしまい、1対1のディフェンスで抜かれる場面が多くなる。4年生コンビの#16北薮(4年・F)と#17仙波(4年・C)がルーズボールやリバウンドなどに執着を見せ、なんとかチームを鼓舞するが、肝心のシュートの成功率が悪く得点が伸びない。4Q、東北学院大はメンバーチェンジでスタメンを下げたあとも#11関野(2年・PG)や#35大石(1年・SF)ら下級生が得点を重ねる。愛媛大も最後の粘りを見せ、プレスからスティールを奪うなど一時、点差を縮めるが、時既に遅し。終始堅実なディフェンスとテンポの速いオフェンスで主導権を握り続けた東北学院大が、危なげなく初戦を突破した。
この試合と同時刻、Bコートで行われた、関東1部8位の専修大学と東北地区2位の秋田経済法科大学との試合は大熱戦の末、辛くも専修大学が勝利した。ベスト8を懸けて両校が激突する次戦、東北学院大学は東北代表としての意地を見せ、地方旋風を巻き起こしたいところだ。
写真:東北学院の司令塔・相馬。
■東北学院大学・一戸選手のインタビューは「続きを読む」へ。


法政大89(24-14,16-24,23-12,26-18)68金沢工業大
1121kozu関東大学のなかでも体格、力量ともにトップレベルにある法政大学に迎え撃つは、北信越1位の金沢工業大。序盤は互いに得点に伸び悩むが、法政大がオールコートプレスを仕掛けると金沢工業大はそれに引っ掛かり、得点が止まってしまう。一方の法政大は得点を重ねていき、1Q終了時には10点差をつける。しかし、2Q。金沢工業大はゴール下へのプレッシャーを厳しくすると、法政大のインサイドの得点が止まる。その間に#7塩谷(4年・SF)、#12薮下(4年・PF)の3Pなどで得点を重ねていくと、2Q残り33秒、#5上野(4年・PG)のシュートで逆転に成功する。しかし、すかさず法政大#23信平(1年・SG)が3Pを決め返し、法政大が2点リードで前半を終える。
後半開始早々、金沢工業大は#7塩谷のバスカンで同点に追いつく。その後は点の取り合いが続く。しかし、3Q中盤で金沢工業大が連続ミス。それをブレイクにつなげた法政大は突き放しにかかる。リズムを取り戻したい金沢工業大はゾーンディフェンスを展開するも、法政大の勢いは止められず。4Qに入ると金沢工業大#7塩谷が内外角共に高確率でシュートを決めるも、法政大は#3高久(4年・C)のランニングプレーや#9高橋(3年・SG)、#64佐々木(2年・G)が連続でバスカンを決め、19点差をつけ勝利。2回戦進出を果たした。
写真:法政大・神津。
■金沢工業大・塩谷選手のインタビューは「続きを読む」へ。


福岡大62(20-20,13-26,13-23,16-9)78日本体育大
1121ozawa福岡2位の福岡大と関東7位の日体大の対戦。
試合は序盤、#6上野(4年・C)のゴール下、#14中村(2年・G)の3Pで得点を重ねる福岡大に対し、日体大は#34小沢(2年・F)や#20田中(3年・G)のドライブで得点するがシュートの確率は低く、リズムに乗り切れない模様。しかし、2Qに入ると#10高田(4年・F)、#15宮村徹(2年・C)のゴール下など連続得点を奪い、点差を広げ始める。福岡大は#6上野がゴール下で奮闘を見せるが、日体大の勢いに押され気味。更に日体大は速攻や#27眞庭(2年・F)の3Pで得点を伸ばす。後半に入っても日体大はスティールから速攻に繋げ、#10高田のゴール下、#27眞庭の3Pも好調で点差は25点にまで広がった。福岡大は#5楠本(4年・G)が自ら得点したり、ドライブでかき混ぜて攻撃の機会を作ろうとするが足が止まってしまう場面が目立つようになった。4Q、日体大が早い段階からファウルを重ねてしまい、福岡大はフリースローで徐々に返そうとするが、点差はなかなか縮まらない。日体大はベンチ全員が出場を果たし、62-78で勝利した。
写真:日体大・小沢。
■福岡大・楠本選手のインタビューは「続きを読む」へ。


早稲田大80(21-17,23-28,13-23,23-18)86大阪商業大
1121yukaまず主導権を握ったのは早稲田大だった。#5田上(4年・PF)のゴール下や速攻で得点を重ね、16-6と点差を広げた。しかし早稲田大が総メンバー交替を行う大商大はこの隙をつき、#11山城(4年・PF)の好アシストを#10高江洲(3年・SF)が決め、スティールからの速攻などで点差を縮める。2Q、大商大#10高江洲の3Pが決まり逆転。対する早稲田大は#5田上の連続シュートや#12加藤(3年・F)の速攻で再びリードを奪うが、#11山城の幅を生かした1on1、#10高江洲の3Pなど、決めたら決め返すという展開が続く。#10前川(3年・PG)のドライブで早稲田大がリードで前半を終わるかと思えたが、#7徳永(4年・SF)がリバウンドシュートを決め、44-45大商大が1点リードで前半を終えた。
#5田上のゴール下で再びリードを奪った早稲田大。点差を安全圏に持ち込みたいところであるが、大商大の堅いディフェンスを前にしてシュートはリングを捕らえきれず、攻めることが出来ない。対する大商大はパスが回り、#5奥野(4年・C)のゴール下、#10高江洲のミドル、そしてスティールから速攻で得点につなげリードを広げる。#19仲摩(2年・PF)のシュートが決まり57-68と点差は11点にまで広がった。11点を追う早稲田大、#13木下(3年・PG)の3Pが決まり、ようやく早稲田大に得点が入った。大商大のファウルがかさみ、早稲田大はフリースローで点差を徐々に詰めていく。#16山田(1年・F)のミドル、そして#9近森(3年・PF)がスティールしたのを#5田上が決めると77-79、点差は2点。大商大#7徳永がすぐさま返し、残り時間21秒で早稲田大はファウルゲームを仕掛けた。#10高江洲が2本ともフリースローを決めた直後、#12加藤が3Pを沈め3点差。早稲田大はすぐにファウル。#守屋(4年・SG)がしっかりと2本沈め、早稲田大ボール。しかし、早稲田大はここで痛恨のミス。最後#9近森が3Pを狙うもアウト。80-86、早稲田大がまさかの1回戦敗退となった。
■大阪商業大・樋口監督、早稲田大・松野監督のインタビューは「続きを読む」へ。



◆#25一戸裕也(東北学院大学・3年・SG・弘前実業)

東北の名門、東北学院大学のエースガード。試合序盤はシュートの確率が悪く、チームも波に乗れなかったが、なんとその不調の原因は試合中にコンタクトがずれ、視界がボヤけていたためと暴露。それでも前半は何本かジャンプシュートを決めており、シュート感覚の非凡さが伺える。ひょうひょうとした語り口の中にも、エースとしての自覚、チームに対する責任感を感じるインタビューとなった。


-インカレ初戦を終えて、個人的な出来としてはどうだったでしょう?
「いやぁ全然ダメでしたね。シュートの確率が悪過ぎました。(*FG 7/23)東北での地区予選や練習なんかでは結構調子が良かったんですけど、こっちに来てからなぜか感覚というか、シュートタッチが狂っている気がするんですよね…。」

-ただそんな中でも、後半は何本か当たりが出てきていたように思いますが?
「はい、そこはもう自分の中で切り替えて、入らなくてもいいから打ち続けようと思っていました。その結果だと思います。とにかく明日に向けていいタッチを掴みたかったので良かったです。」

-明日の話しが出ましたが、相手は専修大学になりました。これは予想通りの結果ですか?
「そうですね、多分専修だろうと思っていました。そのための対策などもしてきたので、何とか勝ってベスト8に残れるようにしたいですね。」

-ちなみに対策というのは具体的にどのようなことをしてきたのでしょう?
「ゾーンディフェンスに対する攻め方です。専修大がゾーンをしてくるのは大体予想がついているので、そこを重点的に練習してきました。ただ、自分たちはそんなにサイズのあるチームではないので、練習相手も専修大に比べたらだいぶ小さいですし、本番でどのくらい攻略出来るのか不安はあります。」

-ゾーンの攻略にはアウトサイドからのシュートが重要ですが、そうすると一戸選手の活躍が必要になってきますね。
「いや、僕はそんなに外角が上手いわけじゃないんで(笑)。自分がカットインなどで切れ込んで崩して、そこからアウトサイドへパス、というのが理想です。シュートは鹿内(#7 鹿内琢介選手)に任せますよ(笑)。彼に上手くノーマークでパスが裁ければ、何とか戦えるんじゃないかと思っています。」

-では明日に向けて、意気込みを一言お願いします。
「もちろん勝ちにいきます。僕個人のシュートは入ってもいいし入らなくてもいいんですけど、どんな形でもいいからチームの勝利に貢献できるように精一杯頑張りたいです。」




◆#7塩谷和弘(金沢工業大・4年・SF・八幡工業)
1121shioya「チーム一丸」まさにその言葉通りのチームだった金沢工業大。
しかし、その中でもひときわ目立っていたのが塩谷選手。
ファウルトラブルに陥りながらも積極的に攻めることを忘れなかった彼は、
4本の3Pを含めたチーム最多の22得点を獲得した。

-3Q中盤まではいい感じで試合が運べたのでは?
「そうですね。でも、最終的には高さの部分で負けてしまったかなーって思います」

-いいディフェンスをするチームですね。チームカラーですか?
「はい。うちは身長がないので、一生懸命足を使ってディフェンスしています」

-そのディフェンスで法政のインサイド陣に仕事をさせませんでしたね。
「そうですね。やっぱり、インサイドでやられるなと思っていたので、そこを注意していこうという風に意識していました」

-最後まで積極的に攻めていましたね。
「シュートを打つのが自分の仕事やったんで、自分の出来ることは最後までしっかりやろうと思ってやっていました」

-インカレという舞台でプレーできたことについては?
「先輩たちがインカレでいつも勝てなかったので、僕らの代で1回くらいは勝ちたかったですね…法政は強かったです。やっぱり、関東の選手は当たりが違いますね。でも、絶対に気持ちでは負けんとこうって思っていました」

-これで引退…?
「いやっ、オールジャパン予選があるので、今度はそっちを頑張りたいと思います!」




◆#5楠本祐介(福岡大・4年・G・小林高)

1121kusumoto強気なゲームメイクでチームを引っ張る。
一つひとつのプレーに対し、悔しそうな表情を浮かべる姿がとても印象的だった。

-試合を振り返ってみていかがでしょうか?
「九州の強いチームとやるときも、1Qと2Qのはじめくらいはついていけるんですけど、それ以降が走りこまれるとやられちゃうケースが多いんです。今回もそこから離されちゃって。体力面が不安ではあったんです」

-日体大への対策などはしてきましたか?
「リーグ戦でディフェンスを2-2-1から2-3とか3-2とかやっていたので、それは練習してきました。あとは八坂(#3)と眞庭(#27)を出来るだけ止めようと、色々対策はしてきたんですが」

-ディフェンスは中を守るような小さめのマンツーだったのでしょうか?
「ローポストでやられると困るので、ダブルチームにいけるような練習もしてきたんです」

-実際にやってみていかがだったでしょうか?
「関東って聞くと名前負けする後輩とかもいるんですけど、力の差というのはそんなにないし、能力のある選手がいない中でもしっかりと上を向いて、関東のチームだからという意識を持たずに練習していけば、大差でやられることもないし、どうにかしたら勝てるんじゃないかなっていうのは感じましたね」

-去年も関東の大学(大東文化大)と対戦でしたね。関東に対する意識はありますか?
「去年の大東文化は九州のやつらが多く集まっていたんで(笑)、知り合いも沢山いたんで緊張しなかったです。今回の日体は下級生のチームだったから。1回1回相手が関東だからという姿勢を作ると試合に入る前からまずいと思うんで。みんなで練習楽しくやって、試合入ろうかという感じですね」

-楠本選手が1個のプレーに対して悔しそうな表情を浮かべるのが、とても印象的でした。
「もっとこうすればもっといいプレーが出来たんじゃないかって感じるところがいくつもあって。プレーしながら客観的に見たら、もうちょっとってケースがいくつもあったから、ちょっと悔しかったですね」

-これで引退ということになりますね。4年間、大学バスケを経験していかがだったでしょうか?
「僕個人としては、1年間ちょっとやっていなかったりしたので、今年は想い入れが強かったです。チームで楽しく出来たので、福大に来て良かったです。悔いはないです」




◆樋口 泰監督(大阪商業大学)
-試合はどのようなプランだったのでしょうか?
「試合前から向こうのアウトサイドとうちのインサイドのどっちが勝つかという勝負だと思っていました。早稲田の得点を取る選手は結構固まっていたので、そこの対策はやって。うちはうちのペースを保ってインサイドにボールを入れるという形で、特に特別なことはなかったです。上手いことドライブに選手が対処してくれたので、シュートの確率も下がったので、その部分が良かったのだと思います」

-特別な早稲田対策というものは特にはやっていなかったということでしょうか?
「うちが普段やっていることを徹底して、特にアウトサイドを。例えば3Pを打たせないで、出来るだけドライブをさせるように。そしてドライブされたときにセンターがヘルプに行かないで済むようにガードが下がるというようなディフェンスを徹底してやってきました。オフェンスは普段通りでいいんじゃないかなと思っていたので。前半の方は5番の田上くんが点数決めてきたのでセンターにヘルプ行かなくちゃいけない場面が多かったけど、そこをハーフタイムにアウトサイドで処理できるように修正しました」

-4年ぶりの出場ということでインカレを出場している選手はいないんですね。
「エヴェッサ(大阪エヴェッサ・bjリーグ)にいる城宝が2年生のときにインカレに来て以来ですね」

-みんな初めてのインカレということで、選手達はどのような心境でいたと思われますか?
「待ち焦がれていた恋人に会うような感じじゃないですか(笑)。ずっと関西でもインカレ出場枠のすぐ下のあたりだったので」

-次は相手が京都産業大で、関西対決となりますが。
「春に西日本で負けて、リーグでやり返して、今度が3度目の正直という形になります。お互い手の内を知っている相手ですから。関西のチームが中々ベスト8に残るということが無かったので、うちと京産のどっちかが勝てばエイトで、どっちかが青学に勝てばベスト4ですから。恨みっこなしでやりたいと思います」


◆松野 正コーチ(早稲田大学)
-敗因はどういったところだったのでしょうか?
「向こうにリズムを与えてしまったというとこでしょうね。最初にリードして、そこでメンバーチェンジして向こうにリズムを与えてしまった。もっと簡単にリードできるんじゃないかと思っていたけど上手くいかない中で、段々みんなが不安を覚え始めてしまった。でも力で押し切れるかなと考えていたんだけど、リードされて不安感が出てきて、焦る必要ないのに突っ込んでシュート放ったり。もっとじっくりやれば問題はなかったんだけど、精神的に動揺してしまった。そこを立て直せなかった」

-メンバーチェンジからリズムを与えてしまったとおっしゃいましたが、ツープラトンという形は本来、この大会で使っていく予定だったのでしょうか?
「いや、ツープラトンで行くというのではなく、練習中の5対5で後から出るメンバーが勝ったりしてるんですよ。だからそこそこやるだろうし、あの中から今後試合に出せるような選手を見る意味でも出したんだけど、ゲーム慣れしていないからそこでリズムを向こうに与えてしまったのかな。失敗といえば失敗なんでしょうけど、それはプラン通りなんですよ。うちは最後まで持つかというようなチームだから、最初に主力を休ませてゲームを乗り切りたいという思いがあったんだけど、それが失敗してしまいました」

-相手のディフェンスにはまってしまったという感じがしましたが。
「相手にリズムを与えてしまってオフェンスでやられて、そこで自信をなくしたんでしょうね。そういう状況になってくると回りが見えなくなってディフェンスにはまってしまう状況が出てきたんだと思います。なんとかしなきゃという気持ちになって。向こうにしてみれば負け元という気持ちでやってきて、このディフェンスだったら攻められるという思いを与えてしまったんでしょうね」

-気持ち的に構えてしまったのでしょうか?
「受けてたったら1回戦で負けることもあるという話はしていたんだけれども、それに不安が出てきてしまったのかなと。普段もっとちゃんとやっているのにみんな焦り始めてしまって。力が無かったと言えば、無かった。その力を引き出せなかったという面で、最終的には監督の責任だというゲームでしょうね」

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テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ

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