法政大93(25-23,20-17,20-28,22-19,OT 6-7)94
慶應義塾大
共に2敗、これ以上は負けられない法政大と慶應義塾大。試合は3Qまで法政大がリードを保つが、終始接戦の好勝負となった。オフェンス力においてはリーグ随一とも言える法政大。一方竹内公輔を筆頭にディフェンスからリズムを作る慶應大。両者の持ち味を生かしつつ、試合は法政大#13深尾(3年・G)が放ったブザービーターにより延長戦へ。しかし延長戦では粘り勝った慶應大が詰めかけた子供たちのディフェンスコールにも後押しされて1点差を守りきって辛勝した。
写真:勝利に飛び上がる慶應大応援団。
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■GAME REPORT■

試合に勢いをつけたのは法政大#7山田(3年・SG)。慶應大はこの要警戒の選手を止めきれず、#3高久(4年・C)も2連続のシュート。慶應大は#12小松(3年・G)の3Pもあって点数的には離されないが、#7竹内公輔(4年・C)が1Qで2ファウルと苦しくなる。しかしリバウンドでは4試合で既に80本に達し、トップを走る竹内。ゴール下での守りは堅い。#12小松がゴール下でバスカンを獲得すると、#21小林(1年・G)も積極的にオフェンスにいき逆転。しかし法政大もすかさず#5神津(1年・PF)が2連続で返して法政リードで1Q終了。
2Q、慶應大は内外に攻め込む#7山田を止められない。更に交替した#23信平(1年・F)も好調で、マークを軽々振り切って得点を重ね、#5神津も#4酒井(4年・F)をブロックするなど下級生の活躍が光る。慶應大は#4酒井のシュートで持ちこたえるが、残り2分をきって#7竹内公輔が3つ目のファウル。ベンチに下がる。ここで法政大がフリースローを獲得。2、3点差で競り合った2Qを5点のリードに広げて前半を終えた。
3Q、追う慶應大。しかしここでディフェンスを締め直すと#13深尾のスローインがタイムオーバー、#11加藤(3年・G)の速攻、#4酒井の3Pで逆転。そのままリズムに乗ると#7竹内公輔がリバウンドから押し込み、#21小林の3Pも続いて一気に慶應大がダッシュ。法政大はファウルが続き、#9高橋(3年・G)がすべってトラベリングの判定を受けると抗議。テクニカルとなってしまう。これで慶應大がフリースローを決めて10点差がつくと優位に立つかと思われた。しかし法政大も#3高久のバスカン、#13深尾のスティールからの速攻などで追い上げ、結局3点差に詰めて3Qを終えた。
4Qも競り合いが続く。慶應大は#21小林、#12小松の得点が続くが、法政大のディフェンスは厳しい。#7竹内公輔には#3高久がはりつき、ポストにボールが入らない。その間に#9高橋、#3高久、#23信平、再び#3高久の4連続3Pで法政大が一気に逆転。残り1分で#23信平がバスカンを決めると84-78と法政大が再び6点のリードに。タイムアウト後、慶應大はまず#21小林が3P。#4酒井のミドルシュートで残り42.2秒で再び1点差。更に#17竹内尚紀のカットから#7竹内公輔が倒れながら意地のシュート。84-85と慶應大が1点リードに。ファウルゲームにいく法政大だが残り6.5秒で3点差に。最後の法政大のオフェンスは#13深尾が放ったボールがブザーと共に吸い込まれ、歓声の中87-87の延長にもつれ込んだ。
延長戦、まず#21小林がフリースローを獲得。しかし慶應大はこの日全般的にフリースローの確率が良くない。1本を決めて1点リード。しかし法政大も#3高久がフリースローを2本とも外し、お互い緊張感からか固さが見える。会場につめかけた多くの子どもたちから次第に手拍子とディフェンスコールが出る中、1点を争う一進一退の攻防が続く。残り2分、#12小松のフリースローと#7竹内公輔のバスカンが決まると慶應大は3点リード。慶應コールが巻き起こる。法政大は#5神津が残り1分でミドルシュートを決め返し、再び1点差。だが最後は慶應大が粘った。法政大はこの試合から復帰の#1末廣(4年・F)を投入するがシュートは入らずリバウンドは慶應に。そのまま保持して1点差を守りきったまま慶應大が接戦を制した。
◆#4酒井泰滋(慶應義塾大・4年・F)

−最初は山田選手に調子よく打たれてしまいましたね。
「シュートがうまいとわかっていて気を付けてはいたんですが、やはりうまいので。そこは後半までにアジャストできればと思ってはいました」
−慶應のリズムを掴んだと思ったところもありましたがまたひっくり返されるというのは、やはり苦手意識はあるのでしょうか。
「僕はそんなイメージはないんですが一度公輔がファウルでベンチに戻った時、みんなで頑張れなかった。少し僕が焦ってセルフコントロールをしっかりできず、悪い影響がみんなに出ているなと。そこで自分で打破していかなければ。ああいう状況だと僕がやらなければならないところだと思うので」
−大事なところでミドルシュートが入ったのは良かったと思いました。
「あそこはリズム良く打てましたね」
−ディフェンス面では神津選手をどう止めるかというのがありましたが。
「インサイドは公輔がいる分うちが有利かなと思ったので、楽にやらせなければOKだと思ったんですが、思った以上に体張ってきたし大事なシュートも決めていたので明日は考えます」
−今日はなんとか勝ちを拾ったという印象ですね。
「勝ちは拾うものじゃなく、掴むものですよね。ただ気持ちを切らさずにやれたことは良かったと思います。でも相手も強い気持ちで臨んできていることを受け止めて、それ以上に勝ちに対して貪欲でいきたいです」
−延長はこのチームで初めてですね。
「ああいう状況で延長に持ち込まれると気持ちがガクッと落ちるじゃないですか。『もったいない』みたいな。ベンチに戻ってきた時そういう雰囲気は流れていたんですが、出ていく時はしっかりやろうという感じになったし、僕も声をかけてやろうと思っていけたのでそこは良かったと思います」
◆#12小松誠也(慶應義塾大・3年・G)

第2週では青学大相手にいい動きを見せた。
この日は3P、フリースローなど
大事なところで得点を決めた。
−スタメンは小林選手が務めていますが、出場ポイントでは頑張りが見えますね。
「大祐の方がシュートが上手なので。僕より出てこない選手も上手になってきているし、その中で出してもらっているので結果を出さないといけないと思って頑張っています」
−青学戦では2戦目に出場時間も多かったけれど結果にはつながらなかった。今日はいくつかいいシュートがありましたがどういう意識でしたか?
「離されてるので、もしいいところでパスが来たら打とうと思っていました。結構シュートもやりこんでいたので入って良かったです」
−ゴール下でも粘ってバスカンを獲得したガッツも見えましたね。
「いや、あればガッツを使ってないですよ(笑)。もうそれだけのキャラは卒業しなければと思ってます。とかいってあまり変わらないかもしれないけど」
−でもそういう人がいた方がチームにもいいと思いますが。
「そうですね、ま、チームに活を入れていきます(笑)」
テーマ:バスケットボール(日本) - ジャンル:スポーツ